スポーツメーカーのミズノ、映像に関する特許技術を持つ企業との協業を発表
2023年4月18日、RUN.EDGE株式会社(以下、RUN.EDGE)と美津濃株式会社(以下、ミズノ)は、「スポーツチームのプレー環境をより良くする」という共通のビジョンを持ち協業すると報じました。
RUN.EDGEは、富士通が持つ映像技術を基に独立・カーブアウトしたスタートアップで、特許技術であるシーン検索・再生、リアルタイムでのシーンのタグ付け機能を基にしたスポーツ分析ツールを保有しており、国内外で様々なスポーツチームに利用されています。
今回、ミズノと協業することにより、よりスポーツ業界での浸透が期待されます。
RUN.EDGEの特許をJ-PlatPatで検索すると、次のような結果が出てきます。
上述の通り、富士通から独立した企業であるため、特許も富士通から移転されています。
スポーツ分野では、撮影された映像から競技パフォーマンスを分析して、選手の評価・育成に反映させるサービスが増えてきています。
そして、そういったサービスを展開しているのは、新興のベンチャー企業や電子機器・システム関連の企業が多数を占めます。
従来のスポーツメーカーは、シューズやウェア、道具のノウハウはあるものの、この様なデジタル系の特許がまだまだ不足しているように思われますので、今回のミズノの協業発表は、デジタル展開への一手としては有効と考えられます。
今回のニュースから、スポーツメーカーのデジタル分野での展開が楽しみです。
なお以下は、ミズノの特許に付与されている分類のランキングになります。デジタル系の分野(G06F17)は22件/2232件と出ており、件数が少ないことが見受けられます。
参考
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000053881.html
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