トヨタ、EVを年150万台へ生産効率・商品力改善
今月社長職に就任したトヨタ自動車の佐藤恒治氏は2023年4月21日までに、報道各社のインタビューに応じた。
佐藤氏は、出遅れが指摘される電気自動車(EV)について「世の中の動きが速いのは事実なので柔軟に迅速に対応していくべき。危機感を持って臨まないといけない」と述べた。そして、生産効率や商品力の改善を進めた上で、2026年までに10車種のEVを市場に投入し、世界で年間150万台の販売を目指す計画への意欲を見せた。
ただ、車の電動化については「エネルギー安全保障を考えると多様な解決策を持っていないといけない。地域の特徴や経済への影響、使用環境などの現実を無視しては進まない」とも述べ、EVだけでなく、ハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)など多様な環境車の選択肢をそろえる「全方位戦略」の意義を訴えた。
トヨタは2030年の市場を見据えて、2015年からFCV、2019年からHV関連の特許約3万件を無料開放している。知財の面からも仲間づくりをしているトヨタの世界戦略に目が離せない。
参考
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023042100991&g=eco
トヨタ開放特許:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43288800T00C19A4X13000/
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特許関係の仕事に従事して10年。5年間は特許事務所で500件以上の出願原稿の作成に従事。その後、自動車関連企業の知財部に転職し、500件以上の発明発掘から権利化に携わってきました。現在は、知財部の管理職として知的財産活用の全社方針策定などを行っています。
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