石油ストーブメーカーのトヨトミが、自衛隊仕様の石油ストーブ『宿営暖房I型』を再発売!
暖房機器などを製造、販売する株式会社トヨトミ(本社 : 名古屋)は対流形石油ストーブ『宿営暖房I型』を再発売することを4月21日に発表いたしました。
2022年10月に新発売した『宿営暖房I型』。自衛隊指定国防色を使用した特別カラーのオリーブドラブ、ガードと一体となった重厚なデザイン、高い機能性が大きな反響を呼び、発売から間もなく売り切れとなりました。今回、多くのユーザーからの要望に応える形で再発売に至っています。
今回は少々面白い話です。
あくまで推測ですが、商品名にもなっている「宿営暖房」とは自衛隊宿舎で使われるストーブの制式名のことと思われます。
かなりインパクトのある商標名なので、調査をおこないました。その結果、2022年8月31日に商標登録出願(商願2022-100440)がなされ、2023年4月21日現在、審査中です。つまり、2022年10月に最初の発売がなされていますから、その発売の前に出願が行われています。
商標名が面白いので、そっちに気を取られてしまいますが、基本的な出願戦略は守られていることになります。普通の石油ストーブを迷彩柄にするだけで、自衛隊仕様と言ってしまうこともできるので、トヨトミは商標出願を確実に行うことで、自分のビジネスをより優位にしようとしています。
ちなみに前回の発売の時はあっというまに売り切れたそうなので、今回もすぐ売り切れでしょうね(笑)。
参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000068647.html
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元機械技術者のWEBライター。その後は→専門商社→特許技術者へと渡り歩く(飲み歩く)。その後フリーランスで特許調査に関わる。ミドル世代。
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