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チェーン技術が強み!株式会社椿本チエインが”電動アシスト3輪自転車”に挑戦

2023年4月24日、株式会社椿本チエイン(本社:大阪市北区、社長:木村 隆利)は、『誰もが気軽に乗れる多目的電動自転車』をコンセプトとする電動アシスト3輪自転車「多目的e-Cargo」の開発に着手。そのプロトタイプ(試作車)を2023年5月12~13日に開催される「Bicycle E-Mobility City-Expo 2023」に出展すると公表しました。

同社は1917年に自転車用チェーンの製造からスタートしており、マテハン分野や自動車に用いられるような機構部品を中心に事業を展開しています。(機械用の需要増に伴い、自転車チェーン事業から転換している時期あり)

今回は電動アシスト3輪自転車の開発に着手しているということで、同社の強みである伝達機構の技術を大いに活かせる新事業として期待が持てると思います。

同社は、知的財産活動にも積極的であり、多数の特許出願を行っています。

一時は自転車から外れながらも、明細書中には自転車の記載はされており、用途の範囲としても欠かさず考えられてきたと思われます。

出典:特開2005-264994 ※強調筆者

◆出願時の参考になるポイント

用途が様々な分野にわたって考えられる技術の場合、用途・分野特有の効果についての記載をしておくことをおすすめします。この場合、審査時の補正のネタとしても有用な他、分割出願を行い、別特許として後日権利化を図るという選択肢も考えられます。

半世紀以上にわたり、世界の自動車メーカーに提供してきたチェーン技術は、知財担当者としても学ぶ面がありますし、当然電動自転車での有効に活用できることから、今後の事業の発展にも期待です。

参考

https://www.tsubakimoto.jp/company/news/press/2023/04/24/1/

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