特許庁の広報誌「とっきょ」Vol.56がリリース! 今回のテーマは「福島イノベーション最前線」
2023年3月6日、特許庁は最新の知財トピックをわかりやすく紹介する広報誌「とっきょ」の最新号Vol.56の配布を開始した。
今回の特集は「福島イノベーション最前線」だ。東日本大震災と原子力発電所事故の発生から12年、「復興」の先にある新しい価値の創造も確実に芽吹き始めている。福島イノベーション・コースト構想の一環として進められる「福島ロボットテストフィールド(RTF)」は、世界に類を見ない陸・海・空のフィールドロボットの開発実証拠点だ。
RTFではさまざまな企業や大学、研究機関が集まり、「知財」をキーワードとしたイノベーションに取り組んでいる。災害対策DXを推進する株式会社テラ・ラボや、「総合ものづくり支援企業」として活躍する株式会社菊池製作所の事例をインタビューで紹介している。
また、震災でゼロからの事業再構築を迫られたマクタアメニティ株式会社は、福島を拠点に野菜や果物を撮影した画像で味の特性を推定する「おいしさの見える化」技術など、イノベーションに取り組んできた。「福島から世界へ」という思いを幕田武広代表に聞いている。
ほかにも、以下のような特許庁や企業での取り組みを紹介している。
株式会社シンテックは、知財に関する苦い体験をばねに、外部の専門家と組んで体制を構築、令和3年度の知財功労賞(特許庁長官表彰)を受賞した。福島の中小企業も支援するその取組をコミック形式で紹介する。
特許庁が力を入れるYouTubeでの取組については、公式YouTubeチャンネル「JPOちゅーぶ」にて公開された、農林水産省「BUZZ MAFF」との新たなコラボレーション動画の背景についてコミックで紹介する。
ローマ字や数字の簡単な組み合わせからなる商標が例外的に登録された、株式会社明治の人気ヨーグルト「R-1」「LG21」の事例や、置くだけで食品の鮮度を保つ次世代の鮮度保持装置の事例、特許庁が取り組む「コピー商品撲滅キャンペーン」についてなど、知財にまつわるさまざまなトピックを紹介している。
各企業での取り組みや審査事例など知財実務に役立つ情報を収集できるのはもちろん、コミック形式や動画を取り入れており楽しめる内容となっている。
◎「とっきょ」Vol.56を読む↓
https://www.jpo.go.jp/news/koho/kohoshi/index.html
参考
https://ascii.jp/elem/000/004/126/4126908/
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特許関係の仕事に従事して10年。5年間は特許事務所で500件以上の出願原稿の作成に従事。その後、自動車関連企業の知財部に転職し、500件以上の発明発掘から権利化に携わってきました。現在は、知財部の管理職として知的財産活用の全社方針策定などを行っています。
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