指導力のティップネスと、評価のアシックスの協業による健康増進サービスとは？
2023年5月10日、総合フィットネスクラブおよび24時間トレーニングジムを展開する株式会社ティップネス（以下ティップネス）は、各種スポーツ用品等の製造および販売をおこなうスポーツ用品メーカー大手の株式会社アシックスと協業し、従業員の健康増進に積極的に取り組む企業のための『企業向けウォーキングプログラム』の提供を開始すると報じました。
ティップネスはトレーニングジムの運営経験から運動指導の能力に優れており、今回アシックス社が保有する「歩き方」の分析及び評価技術を通じて、健康づくり支援の事業を行うこととなります。
知財観点で見ると、ティップネスの事業領域では、特許や意匠といった技術的な知的財産を保有する機会はないものの、属する人の経験や指導力という無形財産に強みがあると考えられます。
そして今回協業先となるアシックスについて調べると、近年特許出願の分野が広がっていることがわかります。
従前は靴に関する出願を中心としていますが、近年はスポーツ用品の開発で培った人間工学的要素を利用した評価・測定システムの出願が散見されるようになりました。しかし、関係する事業についてはあまり目立っているようには思われないことから、顧客との接点を増やす施策を求めていたと想像できます。
このことから、両社の協業はそれぞれの強みを活かす好事例になることと期待できます。
◆参考特許
参考
PR TIMES：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000248.000009907.html
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