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日本初 水田から発生する温室効果ガス(メタン)の削減値を数値化するシステムがローンチ

スマホでかんたん水管理「パディッチ(paditch)」を販売する 株式会社笑農和(富山県滑川市)は、日本初となる水田から発生する温室効果ガス(メタン)削減値の数値化を実現するシステムを開発しました(特願2022-108787)。そして利用者が削減値データを取得できるサービス「paditchカーボン・オフセット」をこの秋、ローンチすることを2023年5月9日に発表しました。

近年、牛のげっぷ放出や水田の稲作で発生する温室効果ガスのメタンが、地球温暖化の観点から問題視されています。メタンは二酸化炭素(CO₂)と比較して28倍の温室効果をもたらすとされ、農林水産省も、日本で最も多い発生源であり、排出量の約4割を占める水田からのメタン排出削減を推進しています。

出典:プレスリリース

そして排出量を正確に算出するには「削減値の数値化」が必要で、既存のアナログな水田管理はそれが難しい状況でした。

同社では、以前より水田の水管理システムを提供していましたが、このたび新たに水田の温室効果ガス(メタン)の削減値の数値化を実現するシステムを開発、特許を取得しました。そして、この秋このシステムをローンチします。

メタンの発生を抑えるためには、水田の水管理が大変重要です。今回のシステムは、この水管理をスマートに労力をかけずに行うために開発されたものです。このような農業分野のIT化は「スマート農業」と呼ばれ、あまり知られていませんが、大変ホットな分野です。そして、この分野でベンチャー企業が多数出現しています。

同社はそのような、スマート農業のベンチャー企業の一社で、高齢化が進む農作業の省力化を推進することを目指して設立されました。水田の水管理分野で3件の特許出願がなされています。

農業分野は一見すると特許とは関係のない分野のように思われるかもしれませんが、スマート農業の普及にともなって、この分野での特許出願の件数が増加することが予測されます。

参考

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000017405.html

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