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食品・花等に安全な電波を照射するだけで、ケミカル不使用で長時間にわたる品質維持を実現する、基本技術の特許を取得

このたび株式会社エバートロン(東京都)は、食品・果実・花・その他培養細胞等に含まれる水分を、独自の「電波振動」技術により長時間の離水を抑制する体質に変化させることに成功し、その基本技術となる水分コントロール技術の特許(特許第7254873号)を取得しました。

全ての物質には水分が存在し、腐敗の原因である微生物が利用できる水(自由水)が、食品から離水すると鮮度、美味しさ、色目、味や香りの低下につながり、花・植物から離水すると萎れたり、枯れたりします。

同社が開発した方法は、自由水同士を準結合水化して離水を防ぐ方法です。これにより、冷凍、解凍も食品内部の自由水同士が準結合水化した状態で凍結すると、ドリップを限りなく少なくして解凍が実現できます。

日本では水産物を代表に、より新鮮な食品が好まれるため、食品の鮮度を落とさずに消費者に届ける技術である「フードテック」の分野が注目を集めています。

エバートロンは1968年の創業以来、47年間、微小水分のコントロールだけを研究してきた会社です。かなりニッチな会社ですが、「フードテック」のパイオニア的な企業と言えるでしょう。

知財的に見ると、累計で特許10件、意匠1件、商標11件の出願がなされています。技術的に見ても大変面白い技術です。エバートロンの出願分野はいまのところフードテック分野に限定されていますが、微小水分のコントロール技術は、化粧品や、美容家電などにも応用が可能です。

このため、エバートロンの技術は各方面から注目を集めていると考えられますが、技術提携を判断するのに特許公報の内容を見て判断することも多いと思われます。特許公報には「技術の広告」的な意味合いもあるのです。

>>J-PlatPatで「エバートロン」を検索する

参考

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000029305.html

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