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効率がいい?サンワサプライ社の知財活用方針とは

2023年5月19日、サンワサプライ株式会社(本社:岡山市北区田町1-10-1、代表取締役社長 山田和範)は、商品に用いられるプラスチック製の各部品に海洋プラスチックを約20%使用した環境配慮型のチェア「SNC-E11BK」「SNC-E11BL」を発売したと報じました。

出典:PR TIMES

同社は、PC周りの製品で様々なものを扱っております。

今回のニュースをきっかけに同社の知財活動の模様を調べてみました。

特許・実用新案・意匠の出願動向

国内の出願動向をまとめてみました。

確認できた点としては、①出願数は少ない ②分野としては、電源ケーブル/コネクタ、マウスに特化している

という点が挙げられます。また、直近で海外への出願は確認されていません。

商標出願

一部例外はあるもののサンワサプライのロゴの出願に特化しています。

商標登録6267833号

上記のニュースの商品名もコード的なものになっており、商品単位でのブランディングはしない方針のものと思われます。

まとめ

同社は、多品目を多頻度で展開している事業モデルであることから、知財投資を最低限(重要と思われる観点に注力)にすることで、効率の良い知財活動を行っているかと思われます。

昨今、商品・サービスの寿命は短くなるケースが多く、知財投資が過剰になるケースもあります。事業の体制と知財活動を有機的に連携させることで、効率よく事業のサポートができるようになるので、選択と集中という点でも参考になるかと思われます。

参考

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004146.000011495.html

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