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ミズノ、初の重作業・普通作業労働に向けた国際規格認定シューズ発売

ミズノは、重作業・普通作業従事者へ向けたEN ISO 20346規格認定の新ワークシューズ「PRIME FIT NG11L(プライムフィット エヌジーイチイチエル)」を、企業への直接販売やミズノワーク品を取り扱いする全国の作業用品専門店やホームセンター、ミズノ公式オンラインなどで発売すると2023年5月19日に公表しました。

ミズノが従来製造している安全靴は、軽作業労働を想定して開発しているため、より耐久性や剛性が求められる重作業・普通作業には適していませんでした。また、重作業・普通作業用シューズには、「ソールの擦り減りが早い」「シューズが重い」「クッション性を感じにくく足への負担が大きい」という課題があることが分かりました。

そこで今回、上記課題を解決するため、重作業・普通作業で使用可能なシューズを開発しました。これまでミズノが培ってきたスポーツシューズノウハウを活用し、「耐久性」「軽量」「クッション性」「耐滑性」に優れた安全靴を開発しました。

ミズノはスポーツ用品の製造・販売で大変有名な会社です。体育会系の出身者はもちろん、そうでない人でも一度は聞いたことのある会社だと思います。実際の開発や製造は子会社である「ミズノ テクニクス」がおこなっており、累計で139件の特許出願がなされています。

注目すべきは、トヨタやマツダなどの大企業との共同名義で出願がなされているものが数件あり、ミズノ テクニクスの持つ合成樹脂技術や繊維技術、炭素繊維の技術が自動車技術に転用されていると考えられることです。

スポーツ用品は身近ですが、その製造技術は様々な分野に応用されていることを示す好例です。そのような理由から、特許調査や出願を行う際には固定観念に捉われず、柔軟な視点が求められます。自社の持つ技術がどのような分野で使われるかは、出願人でもわからない場合も多くあるのです。

参考

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000416.000009202.html

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