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ReFa HEART BRUSHの模倣品発生。同社の知財権状況と予想される保護対応

2023年5月29日、株式会社MTGは、製品本体の形状が非常によく似た「ReFa HEART BRUSH」のコピー品がインターネット上で販売されていたと発表しました。このコピー品は、製品本体の形状・パッケージ・取扱説明書の全てを精巧にコピーし、非常に見分けがつきにくい悪質なもの(いわゆるデッドコピー)であるとのこと。

今回話題となっているReFa HEART BRUSHをはじめとしたブラシシリーズは、発売以来急激に販売数が伸びており、先日のニュースでシリーズで100万本を突破したと報じています。

出典:プレスリリース

ReFaブランドは過去、多くの人気商品が模倣されている歴史があり、今回も同様の状況にあると思われます。過去の対応では、税関差し止めの際に意匠権や商標権を活用していることがわかっています。

①意匠権

J-PlatPatで意匠を検索しましたが、「ReFa HEART BRUSH」に該当する意匠権は見つかりませんでした。

②商標権

商標登録第6482884号、ヘアブラシを指定商品とする「ReFa HEART BRUSH」の登録が確認できました。

しかし同社の知財の動向(積極的な意匠出願をする姿勢)から、意匠権が無い状況に違和感があります。ですので中国での意匠出願の動向を確認したところ、中国では関連する意匠権の登録があるとわかりました。

詳しく見ると、日本における優先権の記載が見られます。

優先権番号(出願番号)は、2020-8569,2020-8570の2件が書かれていることから、2件の意匠権を確認すると以下のように見つかります。秘密意匠で登録になっていることから、今後に公開し、権利行使に向かって動くと思われます。

デッドコピーは形状が同一であり、商品名もそのまま使われることから、意匠・商標でのフォローができていれば強固な対応も可能になります。

そして模倣者視点からすると、仮に意匠権が国内に見つからなかったという状況であっても、安易にコピーすることには大きなリスクがあることがわかります。秘密意匠がある場合、確認漏れにつながっている恐れがあります。

仮に、デッドコピーではなく正規の商品開発をしていたとしても、クリアランスではこういう事例があることに配慮する必要があります。

参考

株式会社MTG:https://www.mtg.gr.jp/news/detail/2023/05/article_2144.html

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