ReFaのブラシ商品ラインナップと商標・ブランド戦略
2023年6月8日、株式会社MTGは、同社の主力ブランドである、美容ブランドの『ReFa(リファ)』から、ワイドに深く髪をとらえ、一気にツヤめくスタイリングを叶えるツヤメイクブラシ「ReFa AILE BRUSH(リファエールブラシ)」を2023年6月22日に発売すると報じました。
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同社は、近年ブラシ事業を強化しており、HPでも”ブラシ”カテゴリで商品ページを構築するに至っています。
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ReFaブランドのブラシの商標出願動向について
同社の製品は特徴的な商品名がつけられていることが多く、商標観点でも調べてみました。
結論としては、ブラシに関しては基本的に出願がなされていることがわかりました。
特徴的な点は、同系統の商品については1件の商標でカバーできるようなネーミングにしているところです。
例:ReFa HEART BRUSH のシリーズとして、末尾に for SCALPを付ける。
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出願動向からみる、商標・ブランド戦略
同分野ではブランド名+ブラシとつける程度の、あくまでブランドの中の1商品、という立ち位置の製品が多くあります。
しかしながらReFaブランドでは、商品単位でも特徴的な名前を付けることで、ブランドだけでなく商品シリーズまでブランディングを図っていることがうかがえます。複数商品にまたがったネーミングを行うことで、その商品名の認知も高まりやすく、他社との差別化に寄与すると思われます。
ただしデメリットとしては、商標のコスト分で利益を圧迫してしまうため、低利益の事業では不向きかもしれません。この点は、宣伝広告の一環としてとらえた投資と考える等の柔軟な判断が必要になると思われます。
いずれにせよ、商品ブランディングの好例としてひとつ参考になるでしょう。
参考
PRTIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000502.000029736.html
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健康関連商品の知財、企画開発や生産立ち上げを経験してきた元エンジニア。皆さまに役立つ情報を発信したいと思いWEBライター活動中。趣味はスポーツ全般、カメラ、映画鑑賞
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