プレミアムウォーターの知財から見るウォーターサーバーの差別化ポイントとは?
良質な水を育む日本有数の水源地から採取した天然水を、おいしさもミネラル分もそのままに保つ非加熱処理を施し各家庭に提供しているプレミアムウォーター株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:金本 彰彦)は、新TVCM「それは、清なる水~ブランド篇~(15秒)」、「清なる水~プロモーション篇~(15秒)」の放送を開始すると2023年6月15日に報じました。
日本は、水のおいしい国としてあまりウォーターサーバーの普及は進んでいませんでしたが、長い年月をかけて市場も大きくなり、多くの事業者が参入してきました。
しかし、ウォーターサーバーはどこも似た様に見えるところがあります。差別化のポイントがどこにあるのか知財観点から検討してみました。
特許・意匠の調査
プレミアムウォーターの特許および意匠の出願動向について確認してみました。
特許
ウォーターサーバーの技術としては、温水・冷水が出るのが一般的であり、差別化は難しいと思われます。
それ以外の要素として、上記にある様に水容器・サーバー等の衛生面の観点が重要であると思われます。
意匠
ウォーターサーバー本体の意匠権が見つかっています。家庭に合うデザインが選べるかどうかという点もウォーターサーバーについては重要です。デザインによって利便性にも大きく影響が出るため、よく考えられているものが多いと思われます。
しかし同社のHPに記載されているデザインでは、出願されている以上の種類があります。知財的な保護はなされていないケースも多いのかもしれません。
まとめ
今回はプレミアムウォーター社のみで確認しました。
知財的には、サーバーボトル&本体の衛生面とサーバー自体のデザインが、差別化+保護要素として重要視されていると予想されます。
しかし、一番のポイントはおいしく・安全な”水”を飲めるかどうかです。
この点については、どういった水源を得るかという点のため、知財の保護は難しそうです。
参考
PRTIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000121.000045997.html
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健康関連商品の知財、企画開発や生産立ち上げを経験してきた元エンジニア。皆さまに役立つ情報を発信したいと思いWEBライター活動中。趣味はスポーツ全般、カメラ、映画鑑賞
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