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パナソニックの最新の炊飯器の特許とは?従来品から進化した部分

2023年7月21日 、パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、「ビストロ匠技AI」による最適なプログラムでふっくらと粒感のあるごはんを実現する、可変圧力IHジャー炊飯器「ビストロ」Vシリーズを2023年9月上旬より発売すると報じました。

出典:PR TIMES

<特長>

1.「ビストロ匠技AI」で約9,600通りの中から最適な炊飯プログラムで炊き上げ米や水の状態、室温などを独自のセンサーで検知し、火力・圧力を微細にコントロールすることで、ふっくらと粒感のあるごはんを炊き上げることが可能

ビストロ匠技AI

2.「急減圧バルブ」と新搭載の「加圧熱風ポンプ」炊き上げから追い炊き工程において、釜内の水分量に応じて最適なタイミングで加減圧を行うことで、米にムラなく熱を伝え、米本来のおいしさを引き出すことができる

お米一粒一粒に熱を伝える技術

出典:PR TIMES

最新の炊飯器の特許出願

◆出願動向

検索式:【出願人】:パナソニック & 【発明の名称・要約・請求項】:炊飯器

出願数の変化としては、近年は減少傾向にあるようです。

先ほど紹介した商品では、圧力の自動調整に関する機能が特徴となっていました。

関連すると思われる特許として、以下の内容をご紹介します。

特許登録第7117596号

出願日:2018/3/2

発明の名称:炊飯器

出願人:パナソニックIPマネジメント株式会社

【要約】

【課題】炊飯動作を精度よく制御し、被炊飯物の食味を向上することができる炊飯器を提供する。

【解決手段】鍋5と、加熱コイル11と、蒸気口4aを開けることにより鍋5内の圧力を低下させ、蒸気口を閉じることにより鍋5内の圧力を上昇させる圧力調整部13と、鍋5内の圧力変化を検知する圧力検知部22と、時間計測部24とおよび圧力調整部13を制御することにより複数の工程を実行する制御部20と、圧力検知部22で検知された鍋5内の圧力変化を、時間計測部24で計測された時間に対する圧力変化曲線として保持するメモリ20aとを備え、複数の工程は、鍋5内の圧力を上昇させる加圧工程および鍋5内の圧力を減少させる減圧工程とを少なくとも含み、制御部20は、メモリ20aに保持された圧力変化曲線の勾配に応じて、圧力調整部13を制御する。

この他に、特徴的な特許を紹介します。

パナソニックでは、全自動炊飯器を販売開始しており、その関連特許も公開されてきております。

出典:同社HP

特許登録第7270152号

出願日:2019/7/24

発明の名称:炊飯器

出願人:パナソニックIPマネジメント株式会社

【要約】

【課題】鍋内の水位調整を容易に行うことができる炊飯器を提供する。

【解決手段】本発明に係る炊飯器は、鍋と、鍋に水を給水する給水部と、鍋に給水された水を排水する排水口、及び当該排水口に連通する排水路を含む排水管と、排水管を上下移動させる上下移動機構と、排水路を通じて鍋内の水を排水する排水部と、排水路内の流体の状態を検出する検出部と、給水部、上下移動機構、及び排水部の駆動を制御する制御部とを備え、制御部は、上下移動機構を駆動して排水管を上下移動させることで、鍋底からの排水口の高さを予め決められた高さに配置し、検出部が検出した排水路内の流体の状態に基づいて排水部を駆動して鍋内の水位を調整する。

従来の家庭用炊飯器では、水タンクのついているものがなく、水量調整についての機能がありませんでした。

今回のパナソニックの全自動炊飯器ではそういった【新規の機能】が付与され、関連する特許が多く出願されているようです。

参考

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005260.000003442.html

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