ソニー、姿勢の悪いゲーマーに通知をする特許を出願
家庭用ゲーム機「プレイステーション」を作っているソニーが、悪い姿勢のゲーマーにその旨を知らせる米国特許(US 11,596,865 B1)を登録したことが、2023年3月12日に分かった。
テレビゲームで遊ぶ時、あまりに集中しすぎて姿勢が悪くなるのは「あるある」だ。前のめりになっていたり、足を組んでいたり、片側のお尻に体重をかけて背骨がくの字に曲がってしまったり、という経験に心当たりがある人は多いだろう。
本特許は、データベースにある何千もの学習モデルを基に、悪い姿勢や反復している動作、バランスのおかしい姿勢、ゲームプレイの品質などを評価し、不健康と判断されたらゲームを一旦止めて正しい姿勢をとるよう注意する、というものだ。
確かに長時間歪んだ姿勢でいると肩こりや腰痛の原因にもなる。そのうえゲームには長時間プレイでエコノミー症候群、ボタンの押しすぎで腱鞘炎、画面の見つめすぎでドライアイや視力低下など、いろんな健康被害の可能性が潜んでいる。
特許庁が平成30年度に行った特許出願技術動向調査(電子ゲーム)では、生体情報センシングに関する出願が日本や米国で増加したとの報告がされている。
ゲームに対する否定的な意見もある中で、ゲーム市場の持続的な成長のために、健全なイメージをゲームに定着させようとしているのかもしれない。
参考
https://news.livedoor.com/article/detail/23856753/
https://www.jpo.go.jp/resources/report/gidou-houkoku/tokkyo/document/index/30_02slide.pdf
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特許関係の仕事に従事して10年。5年間は特許事務所で500件以上の出願原稿の作成に従事。その後、自動車関連企業の知財部に転職し、500件以上の発明発掘から権利化に携わってきました。現在は、知財部の管理職として知的財産活用の全社方針策定などを行っています。
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