知的財産を漫画で学ぼう 日本弁理士会が佐賀県に5000冊寄贈
知的財産の普及啓発につなげようと日本弁理士会(杉村純子会長)は、知的財産を分かりやすく紹介した漫画「閃きの番人―弁理士ジョージの事件簿」5,000冊を佐賀県に寄贈したと、佐賀新聞が2023年3月11日に報じた。
県は昨年6月、県産の園芸ブランドで不正流出や盗難が相次いだことを受け「県知的財産を大切にし、みんなで守り、育て、新たに生み出す条例」を制定した。日本弁理士会から助言を受けたことに加え、条例制定を契機に両者で知的財産の普及啓発を進めてきたことが、寄贈につながった。
県庁であった贈呈式で、杉村会長は「県は素晴らしい条例を作られた。ぜひ学生に読んでもらい、佐賀発の世界的なイノベーション(技術革新)につながれば」とあいさつした。山口祥義知事が「『にじゅうまる』や『いちごさん』などをいかに保護していくかが課題。今回の寄贈は、県民に知的財産が浸透することにつながる」とお礼を述べた。漫画は県内の実業系高校を中心に配布するという。
「閃きの番人」は弁理士の主人公が特許を巡る事案などを解決していく内容で、知的財産や弁理士の業務について知ることができる。日本弁理士会のホームページやAmazonで第6話までが無料配布されているので、知財業務に興味がある方はぜひ読んでみてほしい。
参考
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1002989
https://www.jpaa.or.jp/comic/
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特許関係の仕事に従事して10年。5年間は特許事務所で500件以上の出願原稿の作成に従事。その後、自動車関連企業の知財部に転職し、500件以上の発明発掘から権利化に携わってきました。現在は、知財部の管理職として知的財産活用の全社方針策定などを行っています。
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