日産、web3関連の商標4つを米国で申請
自動車メーカーの日産(NISSAN)が、米国特許商標庁 (USPTO)へweb3関連の商標4件を出願した。USPTO認定商標弁護士のマイク・コンドウディス(Mike Kondoudis)氏が、2023年3月13日にツイッターで明かした。
出願された商標は4つすべてアプリケーションのトレードマークとしての申請であり、「NISSAN」と表記されたものが2件と「INFINITI」と「NISMO」と表記されたたものそれぞれ1つの件ずつの計4件だ。
日産は2023年3月8日に、クルマの検討から購入の契約までをメタバース上で行える仮想店舗である「NISSAN HYPE LAB」を発表しており、6月30日まで実証実験を実施している。
具体的には、メタバースのディーラーに自分がアバターでクルマを購入するという体験ができる。アバターの服、クルマのカラーやグレードなどもカスタマイズできる。さらに、友達をメタバースに招待したり、販売員とも会話することができる。
商標だけでなく、3Dシミュレーターに関連する特許や意匠も権利が取れそうである。また、米国で取得した権利を侵害するのは、米国のサーバーだけなのかも気になるところだ。
今後、メタバースにおける知的財産の覇権争いから目が離せない。
参考
https://www.neweconomy.jp/posts/302981
https://www.nissan.co.jp/HYPELAB/
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特許関係の仕事に従事して10年。5年間は特許事務所で500件以上の出願原稿の作成に従事。その後、自動車関連企業の知財部に転職し、500件以上の発明発掘から権利化に携わってきました。現在は、知財部の管理職として知的財産活用の全社方針策定などを行っています。
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