高山市の「飛騨高山宮川朝市」が「地域団体商標」に登録
各地の商品やサービスを地域ブランドとして商標登録する国の制度「地域団体商標」に、岐阜県高山市の「飛騨高山宮川朝市」が新たに登録された。2023年3月19日に、飛騨高山宮川朝市協同組合の笹田清康理事長が高山市の田中明市長に報告したと、NHKが報じた。
「飛騨高山宮川朝市」は、高山市内を流れる宮川沿いで毎朝開かれる朝市で、30店ほどが地元の果物・漬物・民芸品などを販売しており、朝市としては全国で初めて「地域団体商標」に2月に登録された。組合では、この登録をきっかけに朝市の知名度の向上やオリジナルの商品の開発などに取り組むとのこと。
笹田理事長は「商標への登録が特許庁の雑誌等に載るので、高山の名前がもう一段広く知られることを期待している。軒数を増やす努力をしながら、更ににぎやかな朝市にしていきたい」と話している。
地域団体商標は「地域の名称」と「商品(サービス)名」等の組み合わせからなる文字商標について、登録要件を緩和する制度だ。岐阜は他にも「飛騨牛」「下呂温泉」など合計で36件の地域団体商標を登録している。観光ビジネスで地域を盛り上げるには、こうしたブランドの保護が重要となる。
参考
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20230319/3080010939.html
https://www.jpo.go.jp/system/trademark/gaiyo/chidan/index.html
https://www.jpo.go.jp/system/trademark/gaiyo/chidan/shoukai/index.html
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特許関係の仕事に従事して10年。5年間は特許事務所で500件以上の出願原稿の作成に従事。その後、自動車関連企業の知財部に転職し、500件以上の発明発掘から権利化に携わってきました。現在は、知財部の管理職として知的財産活用の全社方針策定などを行っています。
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