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大気からの二酸化炭素の直接回収技術で覚書締結~産学連携と特許公報

九州大学、双日、九州電力の3者は、分離膜型二酸化炭素回収技術と、回収した二酸化炭素を燃料等へ変換し利用する技術の組み合わせの用途を共同開発・検証するための覚書を締結したと2023年3月22日に発表されました。

大気から人為的かつ直接的に二酸化炭素を回収する技術は、カーボンニュートラルを実現するための技術として注目を浴びています。そして近年、回収に熱エネルギーを必要としない膜分離型の二酸化炭素回収技術が特に日本で盛んに研究・開発されています。

九州大学では、この技術のキーテクノロジーである分離膜について2013年~2021年にかけて11件の特許出願が行われています(特願2022-122780など)。この11件という数字は、研究予算の少ない大学の特許出願としては多い数字で、環境技術、ひいては環境ビジネスの可能性の大きさを示すものです。

今回の特許出願は九州大学単独で行われているものが多いですが、大学発の技術開発を民間の企業が支援し、基礎研究は大学が行い、応用や実用化は企業が行うといった産学連携の成果として特許出願がなされる場合があります。産学連携に基づく特許出願では出願人が共同名義になっている場合があります。

また特許公報には、国の支援を受けた場合、その旨が記載される場合があります。公報には様々な情報が記載されているのです。

参考

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000178.000073843.html

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