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日揮の再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニア製造技術、実証が進展~企業風土と特許制度

日揮ホールディングス株式会社は、NEDO主催のプロジェクトの一環にて旭化成株式会社と共同採択されたプロジェクトで、再生可能エネルギー由来のグリーンアンモニア製造技術の実証プラントを福島県浪江町に建設すると2023年3月22日に発表しました。

基本協定を締結した吉田町長(左)と秋鹿常務(右) 出典:PR TIMES

アンモニアは肥料や爆薬の原料などをはじめ、様々な産業に必要な工業製品として需要の多いものです。また燃焼させても大気を汚染しにくいことから、クリーンな燃料として近年では火力発電所での燃料としての需要が期待されています。

反面、従来製造には高温加熱の必要なプロセスが多く、製造しにくい製品でもありました。また原料の一つとして水素が必要ですが、今までは化石燃料由来の水素を利用していました。

このため、化石燃料由来でない水素からのアンモニア製造が望まれていました。

実証プラント完成予想図 出典:PR TIMES

日揮ではクリーンアンモニア関連の特許が、近年3件ほど出願されています(特願2021-563608、特願2018-502447、特願2017-555925)。件数としてはあまり多くありませんが、既存の技術の組み合わせや古い技術の焼き直しで対応していると推測されます。

また、日揮としては、なんでもかんでも特許出願という考えではなく、必要なもののみ特許出願を行っているとも推測されます。いずれにしても推測の域を出ませんが、机上の空論よりも実際のプロジェクトを実現させることの方が大切という風土の会社なのかもしれません。

参考

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000133.000065135.html

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