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株式会社EV モーターズ・ジャパン 新たに資金調達 今後の開発の展望は?

株式会社 EV モーターズ・ジャパン (本社:福岡県北九州市、代表:佐藤 裕之) は、第三者割当増資により、以下14社から前回調達~3月27日までの間に合計14.5億円の資金調達を行ったと報じました。

これにより同社のシリーズCラウンドでの資金調達は終了となり、全ラウンド合計の資金調達額は総額47.25億円にものぼる模様です。

同社は商用EV分野(バスなど)の事業を行っており、日本での商用EVの先駆者として成長を期待されている企業です。

出資企業

・いよぎんキャピタル株式会社 (本社:愛媛県松山市、代表:濱口 俊樹)
・インキュベイトファンド株式会社 (本社:東京都港区、代表:和田 圭祐)
・インターウォーズ株式会社 (本社:東京都中央区、代表:吉井 信隆)
・株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ(本社:東京都港区、代表:笹原 優子)
・株式会社 Cygames Capital (本社:東京都渋谷区、代表:近石 愛作)
・四国電力株式会社様(本社:香川県高松市、代表:長井 啓介)
・JA三井リース九州株式会社 (本社:福岡県福岡市、代表:柴田 稔)
・株式会社壮栄(住所:福岡県北九州市、代表:梶原 滋幸)
・株式会社プラスアドグループ (本社:福岡県北九州市、代表:片山 正之)
・三菱UFJ信託銀行株式会社 (本社:東京都千代田区、代表:長島 厳)
・株式会社モリタホールディングス (本社:大阪府大阪市、代表:中島 正博)
・株式会社レスターエレクトロニクス (住所:東京都港区、代表:山口 秀哉)

他数社の 計14社

資金調達の目的

今回の資金調達およびシリーズCラウンド全体を通して得た資金は、以下の目的で使う予定とのこと。

①現在受注している案件の仕込み
②国内商用EV量産組み立て工場建設資金
③新規開発・デモ車の研究費
④組織体制の強化

今後普及が進むと思われる商用EVに対する国内の量産体制の構築と更なる車両ラインナップの拡充を加速化させるものと思われます。

ファブレスモデルならではの特徴と課題

昨今、日本ではEVメーカーのスタートアップ・ベンチャーが増えておりますが、多くの場合は欧米や中国メーカーの車両を日本仕向けにしたものを輸入するファブレス型の事業になります。

EVモーターズ・ジャパン社では、部品自体は引き続き、海外メーカーからの輸入を行うものの、順次国内での組み立て体制の構築を進めるそうです。こういったバリューチェーンの自由度の高さはEVならではのものと思われます。

しかしながら、根幹となる技術についての多くは海外メーカーに頼ることとなり、関連する知的財産についても提供元に依存する形になります。

なので当分は、従前のファブレスメーカーと同様に、事業を軌道に乗せてブランド力を高め、順次技術の内製化を図るというプロセスが進むと思われます。

また他のファブレスメーカーとの差別化のためにサービス面、特にEVならではのエネルギーマネジメント(家庭用の電源等)の分野では早期に技術開発・知的財産の創出が期待できるものとも思われます。

EVの普及は、自動車ビジネスに限らず、様々な面で生活様式を変えるポテンシャルを有していると思いますので、今後も注目です。

参考

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000086519.html

株式会社 EV モーターズ・ジャパン:https://evm-j.com/

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