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三菱ケミカルグループ、完全人工光型植物工場の初導入が決定~農業ビジネスと特許

三菱ケミカルグループの開発した完全人工光型植物工場が、2023年3月23日に福井県おおい町へ初導入されました。

近年、気候変動の影響で、農産物の価格が乱高下しています。ただでさえ気候の影響を受けやすい農業は厳しい状況に置かれています。また、食料の安定供給という意味でも農業を安定させることは大変重要です。

そこで、外界から隔離した環境で光や湿度、気温など植物の成長に必要な要素を人工的にコントロールして、安定的に作物を生産することが考えらえます。これを「植物工場」といいます。天候に左右されずに品質の高い作物を安定的に供給することで、農業ビジネスでの収益の安定化に貢献しうると考えられています。

そこで、三菱ケミカルが出願した植物工場の特許を調査したところ、2015年~2021年にかけて27件程度の出願がなされています(特開2022-171427など)。地味ですが息の長い研究が行われていることが分かります。

特許公報から植物工場のこれからの方向性を推測してみると、植物の成長に必要な要素をコントロールすることで、含まれる栄養や食感をコントロールします。また遺伝子組み換えの技術を取り入れることで、有用な物質を植物に作らせることも考えられます。

このように、市場のニーズに合った作物を作ることで、付加価値の高い農産物を生産し、農業の収益の安定化を図ることが考えられます。

参考

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000104418.html

https://www.mcas.co.jp/news/news-1409/

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