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株式会社イムノセンスが「第8回JEITAベンチャー賞」を受賞!

一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)が「JEITAベンチャー賞」を発表し、株式会社イムノセンス(以下、イムノセンス)が受賞したと2023年3月30日付けのプレスリリースにて発表した。

イムノセンスは大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社の1号ファンドの投資先である。

JEITAベンチャー賞は、経済発展に貢献しうるベンチャー企業を表彰するもので、成長性(先導性)、波及性、社会性の3つの視点から審査を行いこれまで計45社が受賞している。8回目の取り組みとなる本年では、イムノセンスを含む5社が受賞した。

イムノセンスは、免疫反応と電気化学反応で各疾病に特有のマーカーを精密に定量化できる、独自の持ち運び可能な小型免疫測定デバイスを開発した。少ない検体量でも短時間で検査を実現できるため、緊急性の高い心疾患や塞栓症などの循環器系疾患などに対して、迅速に検査ができる。

コロナ禍において簡単に素早く感染病を検査することの必要性が高くなり、それと共に心疾患や循環器系疾患などの早期診断や早期治療についても医療の効率化や質の向上が望まれることから今回の受賞となった。

イムノセンスはこちらの小型免疫測定デバイスに関連する技術を2021年に特許取得している。

「電気化学法ラテラルフロー式免疫検査方法とそのセンサーおよびその製造方法」(特願2019-227844)という名称で、樹脂製シートの支持体にパッドを積層配置したものに電極を装着し、試料溶液を複数のパッド類に渡って流れさせて行き流れを制御することにより、溶液中の抗原または抗体を測定する技術である。

このように発明した物全体ではなく一部を特許取得する場合もあり、これも開発者と企業の権利を守るための知財戦略である。

なぜ発明全体で特許取得しないのかというと、その一部のみ特許取得可能な新発明であるケースが多い。他の要素は既存の技術を用いているような場合である。

しかし、一部分だけでも権利を取得することで全体の発明の権利もある程度確保できるような、発明物の肝の要素であるからこそ権利を取得することが有効なのである。

参考

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000051435.html

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