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東京ネフロクリニックが日本トリムの「電解水透析®」を新規採用!

電解水透析®多人数用透析用水作製装置 (引用:PR TIMES)

整水器を製造販売している株式会社日本トリム(以下、日本トリム)が販売する、電解水透析®を行うための医療機関向けのシステムである電解水透析®多人数用透析用水作製装置が、透析ベッド数30床の医療法人財団 真永会 東京ネフロクリニックに採用されたと2023年4月11日付けのプレスリリースにて発表した。

この電解水透析®システムが東京都内の透析クリニックに導入されるのは今回が初であり、これにより、日本国内の透析施設への電解水透析®のさらなる普及が期待されている。

腎不全患者の血液透析では1回あたり約120リットルもの水を使用する。この水について日本トリムは注目し、抗酸化性を持つ「水素(H2)」が含まれた電解水素水を透析液に使用することを東北大学をはじめとした研究機関と共同で研究してきた。

日本の透析治療は世界トップクラスだが、それでも透析患者の平均余命は一般人の約半分と言われており、死亡理由は心脳血管死が約30%と最多である。その原因として、治療中に発生する酸化ストレスや炎症が関与し、動脈硬化を促進していると考えられている。

この酸化ストレスや炎症を、抗酸化性がある水素(H2)の作用で抑制できる電解水を利用した透析は、患者にとっても恩恵が大きく、透析治療のブレイクスルーになるのではと期待されている。

日本トリムではこの電解水透析®システムを2011年より製造販売し、2020年には医療機関からの製品導入の多くの要望に応え、導入を加速するため、標準化タイプの「電解水透析多人数用装置」を発売している。現在、日本では33施設(2023年4月11日現在)の透析施設で導入されている。

日本トリムは日本の家庭用電解水整水器では圧倒的なシェアを誇り、世界での販売シェアを広げようと積極的に活動していおりアジアにも子会社を設立している。

電解水の注目度は高く、透析用・家庭用の他にも農業での利用も研究が進んでいる。

日本トリムでは電解水関連で多数の特許を取得しており、2021年には14件もの特許を出願している。また、海外市場も見据えアメリカ・カナダ等先進国で特許取得、申請を行っている。

海外市場に進出する場合はその国でも自社製品の特許を取得するのが一般的である。これは海外市場では日本の特許のみ取得していても無効なためであり、その国の特許を取得することが自社の権利を守ることにつながるからである。

日本での特許取得数も多数であるが、さらに海外市場も見据えた知財戦略を行っているのである。

参考

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000096.000023574.html

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