三菱電機、2022年の国際特許出願件数で世界4位
三菱電機は世界知的所有権機関(WIPO)がまとめた2022年の国際特許(PCT)出願件数ランキングで、企業別で世界4位になったと、日経新聞が2023年3月6日に報じた。
三菱電機は2022年に2320件のPCT出願をし、日本企業としては最も多かった。上位5位以内に入るのは14年以降9年連続で、21年から順位を1つ上げた。ランキング首位は中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)で、韓国サムスン電子、米クアルコムが続いた。日本企業としては三菱電機が15年からトップを保っている。
三菱電機は欧米やアジアの各地に知財専門の担当者を配置するなどして出願に関するノウハウの底上げを図っているほか、新興国では事業展開に先行した出願を進める。近年は人工知能(AI)分野や、要素を組み合わせたソリューション分野での特許出願を強化している。
三菱電機は出願だけでなく、知的財産の活用にも力を入れている。
同社は6万件の知財を有しており、膨大な特許情報を調べやすくする人工知能(AI)検索エンジンを搭載した検索サービスを社外向けにも開放している。同社の特許を他社にライセンスすることで、新たな製品やサービスの開発支援を行うのが目的だ。
今後、特許をオープンにすることで起こるイノベーションに期待が高まる。
参考
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC063B00W3A300C2000000/
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特許関係の仕事に従事して10年。5年間は特許事務所で500件以上の出願原稿の作成に従事。その後、自動車関連企業の知財部に転職し、500件以上の発明発掘から権利化に携わってきました。現在は、知財部の管理職として知的財産活用の全社方針策定などを行っています。
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