ネイキッドが誇るプロジェクションマッピング技術と特許動向
株式会社ネイキッド(英語表記:NAKED, INC. 、 所在地:東京都渋谷区、代表:村松亮太郎)は、2023年3月31日(金)より4月23日(日)まで、環境省所管の国民公園・新宿御苑にて開催している夜桜イベント『NAKED桜の新宿御苑2023』において、希少な八重桜「福禄寿(フクロクジュ)」へのプロジェクションマッピングを4月7日(金)よりスタート、4月23日(日)まで実施すると2023年4月10日付で報じました。
昨今、各地方でこういったプロジェクションやライトアップが流行していますが、関連する知的財産はどのようになっているか、株式会社ネイキッドを事例に調べてみました。
J-PlatPatにて、出願人”株式会社ネイキッド”と検索すると1件の特許が見つかりました。
同特許が課題として挙げていた内容は、下記の様に投影面の影響を考慮した映像投影制御にかかわる出願になります。1件だけの出願ですが、同社のプロジェクションマッピング事業に密接する特許であると思われます。
【課題】投影面が歪であっても観賞に堪えられる画像投影を実現する投影装置、または、当該投影装置に関する画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像配信システムを提供する。
【解決手段】投影装置100は、画像入力部110から入力された画像データを補正して補正画像データを生成する画像補正部120と、補正画像データから投影面に投影する投影画像を形成する投影画像形成部150と、投影画像を光源部140の光を用いて投影面に投影する投影部160と、投影画像に定めた複数の微小領域ごとに基準点から投影面までの光路の距離を示す光路長情報を取得する光路長情報取得部130と、を備え、画像補正部120は、画像データに含まれるピクセルと微小領域とを対応付けて、ピクセルに対応付けられた微小領域の光路長情報に基づいて画像データに幾何補正および色調補正を行って補正画像データを生成する。
プロジェクションマッピングは、複数のプロジェクターなどの投影装置を活用したり、平面以外の部分へ投影して映像演出を行うため、視聴者が気づかないところで、制御面で様々な工夫がなされています。
デジタルアート分野に関わる方は、ぜひこういった観点でも特許ネタが埋めれていないか、確認してはいかがでしょうか?
参考
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000889.000008210.html
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