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「リアル脱出ゲーム」は商標だった!?

(この記事は、2024年6月30日に作成したものです。)

最近、よく耳にするリアル脱出ゲーム、実は商標登録があるんです。

夏休みも近づく中、いろいろなアクティビティに挑む方も多いでしょう。そんな人におすすめしたいのがリアル脱出ゲームです。

ちなみに筆者は、5回ほど挑戦しましたが一度も脱出できていません…。

ただ調べてみるとビックリ、「リアル脱出ゲーム」はきちんと商標として登録されていました!

今回は、そんな脱出ゲーム関連の商標等に触れていきます。

リアル脱出ゲームとは?

リアル脱出ゲームとは、遊園地や野球場、学校、そして地下鉄やライブ会場などさまざま場所を舞台として、あなたが物語の主人公となって謎を解き、脱出を試みる体験型ゲーム・イベントです。

引用:リアル脱出ゲームとは | リアル脱出ゲーム | 体験型謎解きエンターテインメント

最近は、オンラインや家でも遊べる方法も出てきていて一層の人気を博しています。

ゲーム内容も定期的に更新されたり、名探偵コナンのような有名作品とも積極的にコラボしたり、いつでも新鮮にゲームを体験できる点も特徴です。

“リアル脱出ゲーム”商標を詳しくチェック

リアル脱出ゲームを運営している株式会社SCRAPは、リアル脱出ゲームやその他のイベントに関わる商標を取得しています。

商標登録第5327181号
登録商標(標準文字):リアル脱出ゲーム
出願人:株式会社SCRAP
出願日:2009年10月27日
区分:
35類…企業の広報活動の企画に関するコンサルティング
41類…適正試験の企画・実施,娯楽の提供,スポーツ及び文化活動に関する知識の教授

商標登録第5666194号
登録商標(標準文字):リアル脱出ゲーム
出願人:株式会社SCRAP
出願日:2013年11月19日
区分:
9類…コンピュータ用ゲームソフトウェア など
16類…印刷物(書籍等)
28類…ゲーム用品及びおもちゃ など
35類…ゲーム商品の販売促進のためのイベントの企画・運営又は開催 など
42類…コンピュータゲームソフトウェアの作成

追加出願をしたときに、リアルイベントだけでなくオンラインや冊子でのゲーム提供を意図した区分で権利を取得していました。

商標から事業の拡大状況が伺えます。

ちなみに、ゲーム内容によっては室内のデザインやギミックが特徴的なのですが、特許や意匠の出願はされていませんでした。

ゲーム内容が定期的に更新されることや、公報公開がネタバレにつながりかねないことから、今後も特許や意匠は出願はされない可能性が高いと思われます。

その他の脱出ゲーム商標

実は、脱出ゲーム関連の商標はいろいろな会社が権利を持っています。

まず注目したいのが、脱出ゲームという商標が2009年8月に出願されていること。

株式会社SCRAPが「リアル脱出ゲーム」商標出願をする直前の出来事です。

この時には「脱出ゲーム」商標の区分が9類だったため、リアル脱出ゲームの事業には問題がなかったものと思われます。

その後、年を追うほどに脱出ゲームに関わるような商標が次々と出願されています。

今年8月にはリアル脱出ゲームフェスティバルも開催されるなど、ますますの盛り上がりを見せている脱出ゲーム。

この盛り上がりに合わせて、今後も商標出願が増えそうです。

今回は、リアル脱出ゲームに関する知財に触れてみました。
いかがでしたでしょうか。
夏休みの予定をまだ決めていない方はぜひ挑戦してみてください。

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