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「ゲーミングカレーメシ」が商標出願された話-iPTimes.-

(この記事は、2022年9月18日に作成したものです。)

こんな方に向けた記事です。
☆ゲーム好きな方へ
☆商標出願に興味がある方へ

本記事のここがポイント!!

「ゲーミングカレーメシ」と聞いて何をイメージしますか?先日、この語が商標出願されました。私は「カレーメシ」というのはコンビニで見たことがありますが、「ゲーミング」ってなんだ?と思いました。なんとなく『次世代の飯』感がありますよね。今回はこの商標出願について詳しく見ていきましょう。

「ゲーミングカレーメシ」とは?

「カレーメシ」というのは日清食品が販売しているカップライスのこと。お湯を注いで待つだけで簡単に調理できます。下の画像のように様々な味やシリーズが提供されていて、多くの方に10年近くも愛されているインスタント食品です。

出典:日清グループHP「日清カレーメシ」より

一方、「ゲーミング(ゲーム)」といえば、eスポーツがオリンピック・パラリンピックの新種目として採用が検討されているというニュースが報道され、一気に注目度が上がりましたよね。近年では、「ゲーミング〇〇」と名の付く商品も目立つようになってきています。

なかでも有名なのは「ゲーミングチェア」。そのほかにも「ゲーミングメガネ」や「ゲーミングベッド」、「ゲーミングウエア」といったものも販売されています。いずれもそれを使用すれば長時間ゲームしていても体が疲れにくいなど、ゲーム中のストレスをできるだけ少なくするよう工夫されています。

ということは、「ゲーミングカレーメシ」というのはゲーム中の食事として最適さを追求したカレーメシなのでしょうか。お湯を入れて待つ必要がないとか、ゲームに集中しすぎて容器を倒してもこぼれないとか、あるいは、作ったはいいもののゲームの区切りが悪くて食べるまでに時間がたってしまった場合でもおいしく食べられるとか…?いったいどんな商品なのか気になります。

誰が出願したの?区分は?

出典:商標速報bot Twitterより https://twitter.com/trademark_bot/status/1561517266923134976?s=20&t=HIjTzcniCfsC3U9ED6QV-A

今回、「ゲーミングカレーメシ」を商標出願したのは、「カレーメシ」の販売元と同じ「日清食品ホールディングス株式会社」です。また日清食品さんは同日に「ゲーミングカレー」や「ゲーミングメシ」も出願しているようです。

Twitter上では数千を超えるリツイートやいいねの反応があり、みんなどんな商品が発売されるのか気になって仕方がない様子。またこの出願に対して「カレーメシが七色に光りそう」、「食べたら体も光りますかね?」などの声まであがっています。

こちらのTwitter情報によれば、今回の出願された「ゲーミングカレーメシ」の商品カテゴリ(出願区分)は30類(菓子,パン,サンドイッチ,中華まんじゅう,ハンバーガー,ピザ,ホットドッグ,ミートパイ,調味料,麺類用つゆ,鍋用等。

出願区分は、この商標を出願した会社がどんな商品やサービスでこのネーミング等を使いたくて出願したのかを知る手掛かりとなります。ちなみに「カレーメシ(商標登録第5665518号)」の出願区分は29類の即席カレー,レトルトカレー,カレーのもと、そして30類の調理済みカレーライス,即席カレーライス,カレーを加味した即席米飯となっており「パン」系には分類されていません。

出願区分からの推測すれば、「ゲーミングカレーメシ」は、従来の米ベースのインスタント食品とは限らないかもしれません。菓子パンやピザなど、両手を使うことなくゲームをしながら食べやすい食品シリーズの可能性もありますね。

まとめ

「ゲーミングカレーメシ」の今後の動向が気になりますね。これらは2022.8.30に出願されましたが、現在はまだJ-platpat上に出てきていませんでした。商標出願は原則として出願日から2、3週間ほど経過すると、内容が一般公開されます。

もっと他の出願を詳しく見てみたい方や、「ゲーミングカレーメシ」が登録になったかどうか知りたい方はJ-platpatをこまめにチェックしてみると良いかもしれません。

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