株式会社「うんこ」の商標出願を見てみよう-iPTimes.-
(この記事は、2022年11月18日に作成したものです。)
こんな方に向けた記事です。
☆お疲れ気味の方へ
☆面白い商標出願に興味がある方へ
本記事のここがポイント!!
突然ですが「うんこミュージアム」ってご存知ですか?
インスタ映えする空間も多く若い人に人気のイベントです。
さて今回は、最近出願された「うんこ」にまつわる商標出願ついて詳しく見ていきましょう。気軽な気持ちで読んでくださいね。
「うんこ」のおはなし
横浜にうんこミュージアムが来た時、家族で行ってきました。これはその時に撮ってもらった写真です。
ねえ、私ふざけてるでしょう。この金のうんこは今でも家のトイレに飾ってあります。ミュージアムの中には他にもたくさんフォトジェニックなスペースがありましたし、身体を動かして遊べるエリアもあって楽しかったです。
現在は横浜ではなく他の場所で開催されていますので、ご興味ある方はぜひ。
さて前置きが長くなりました。今回のお話は、うんこミュージアムとは関係ないですが、うんこの商標の話です。
どんな出願?
誰もが一度は「うんこ」のイラストを描いたことがあるのではないでしょうか。実はそのうんこマークが先日、商標出願されていたのです。
こちらの商標は「株式会社うんこ」により出願されました。会社名までもがうんこなんですね!
こちらのTwitterアカウントは、最近出願された商標を呟いて教えてくれるアカウントです。2022年10月17日のこのつぶやきに対しては8000件以上ものリツイートがありました。
またコメント欄も盛り上がっており、UNCHIというラーメン屋さんもあることを教えてくれました。
やっぱりみんな、うんこ大好きなんですね!
この商標の商品カテゴリ(出願区分)は第25類(被服,ガーター,靴下留め,ズボンつり,バンド,ベルト,履物,仮装用衣服,運動用特殊靴,運動用特殊衣服)です。
出願区分は、この商標を出願した会社がどんな商品やサービスでこのネーミング等を使いたくて出願したのかを知る手掛かりとなります。
出願人は、うんこマークの服などグッズを売りたいということでしょうね。
ところでこの出願人、「株式会社うんこ」とはどんな企業なのでしょう。ネットで調べてみると、横浜市にあるうんこグッズを販売しているお店でした。メディアでも何度か取り上げられているので既にご存知の方もいるのでは?
株式会社うんこが販売している商品一覧には、想像以上におしゃれで思わず買いたくなるようなものがたくさんありました。
可愛くないですか?この2つ、買っちゃおうかな。Tシャツなどもあったので全身揃えてもワンポイントに使ってもおしゃれ感出ますよね。
この商品のデザインや値段からもわかるように、株式会社うんこは「真面目に」うんこの商品を作っています。
ホームページの中には『例えば 小さな うんこ の付いた商品を身につけた人を見て、多くの人が「クスッ」と笑います 微笑みます
笑う=楽しい=喜び、元気になる
株式会社うんこは、この「クスッ」を世の中に広めます』
という文言がありました。うんこを通してラブアンドピースを広げていこうという精神なのですね。戦争や災害、未知のウイルスとの戦いなど暗い辛いニュースが多い昨今ですが、みんなを笑顔にしたいという強い気持ちが伝わってきました。
また、この会社がこれまでに出願した商標について特許庁のデータベースJ-platpatで検索してみると、たくさん出てきました。
例えば先程紹介したうんこマークにそっくりのマークは同区分で既に登録されていました。また「うんこ(登録商標第5932011号)」「おなら(登録商標第6044088号)」「おしり(登録商標第6378510号)」といった語も登録されていましたよ。
まとめ
今回紹介したうんこマークについて、今後の動向が気になりますね。こちらの商標は10月に出願されたばかりでまだ登録の可否については審査途中のようです。
この商標が登録になったか気になる方や、もっと他のうんこ関連の出願を詳しく見てみたい方はJ-platpatをチェックしてみると良いかもしれません。商標の番号検索から、出願番号の欄に2022-114922入力して検索をかけると今回の商標の情報が詳しく出てきますよ。
特許事務所で6年間勤務。明細書作成や中間処理に従事。翻訳の仕事も請け負ってきました。元々はデザイン系専攻でして、図面を作成するのが一番楽しい時間です。現在はフリーで活動中。
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