「食べるサウナ」が商標出願された話-iPTimes.-
(この記事は、2022年8月25日に作成したものです。)
こんな方に向けた記事です。
☆グルメな方へ
☆商標出願に興味がある方へ
本記事のここがポイント!!
先日商標出願された「食べるサウナ」をご存知ですか。
サウナといえばスーパー銭湯に行ったときなどに入る、あれですよね。暑くて汗だくだくになってその後にキンキンに冷えたビールを飲むとさいこー!!なあれ。
それを食べる??なんとなく口の中が熱そう!
今回はその「食べるサウナ」について詳しく見ていきましょう。
「食べるサウナ」って何?
サウナはただ「暑い」だけではなく入った後に血流がよくなるし老廃物も出ていくし(普段よりビールが旨く感じるし)なんとなく体に良さそう!ということで最近ブームになっていますよね。
ではそれを「食べる」とはなんぞや。食べた後に体(主に口ですかね?)が熱くなって体にもよさそうな食べ物といえば?
そう、韓国料理などの辛いもの!!!辛くて体によさげな食べ物を「食べるサウナ」と呼び、グルメ界では今、ちょっとしたブームになっているようです。
例えばしゃぶしゃぶで有名な「温野菜」さん。公式Twitterで、「まるで食べるサウナ」とめちゃくちゃ辛そうな火鍋を宣伝していました。
誰が出願したの?区分は?
今回、「食べるサウナ」を商標出願したのは「株式会社岐阜タンメンBBC」さんという、岐阜タンメンを提供しているお店でした。こちらの会社のホームページには、岐阜タンメンについて「スープは豚肉とキャベツを炒めて旨味を出し、そこに塩ベースのたれが合わさる。麺は低加水の平打ち細麺を利用している。そしてなんといっても、岐阜タンメンの醍醐味は、好みの辛さが選べ、さらに豊富なトッピングでカスタマイズできることです」とありました。
さらに、こちらのお店の「カプサイメン」は見た目が真っ赤っか!
また店舗一覧によると、岐阜、愛知、長野に店舗があるようです。私は関東在住なので少し遠いですが、メニューを見ていたら唾液の分泌が止まらなくなってしまいました。「食べるサウナ」、ぜひ食べたい!
岐阜タンメンさんは以前にも「カプサイメン」などを出願し、いずれも登録になっていました。
今回の「食べるサウナ」の商品カテゴリ(出願区分)は 24類(布製身の回り品ほか), 25類(被服ほか), 29類(菓子ほか), 30類(食品香料ほか), 32類(ビールほか), …とありました。
出願区分に布製品や被服があるということは、「食べるサウナ」Tシャツなどを作り販売するのでしょうか。また区分の中に菓子もありますね。「食べるサウナ」ポテトチップスなんかが発売されたら酒のつまみに良さそう。是非食べてみたいです!
まとめ
グルメ界でちょっとしたブームになっている「食べるサウナ」の今後の動向が気になりますね。
2022.8.11に出願された「食べるサウナ」は、現在はまだJ-platpat上に出てきていませんでした。商標出願は原則として出願日から2、3週間ほど経過すると、内容が一般に公開されます。
もっと出願内容を詳しく見てみたい方、登録になったかどうか知りたい方はJ-platpatをこまめにチェックしてみると良いかもしれません。
特許事務所で6年間勤務。明細書作成や中間処理に従事。翻訳の仕事も請け負ってきました。元々はデザイン系専攻でして、図面を作成するのが一番楽しい時間です。現在はフリーで活動中。
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