横浜中華街で売っていたオモシロTシャツの文字も商標出願されていた!-iPTimes.-
(この記事は、2023年3月6日に作成したものです。)
こんな方に向けた記事です。
☆買い物好きな方へ
☆面白い商標出願に興味がある方へ
本記事のここがポイント!!
先日、横浜中華街に行ってきました。そこで面白いTシャツを売っていて、これってもしかして商標出願されているのかな?と調べてみました。
今回は面白いTシャツになっていた商標について詳しく見ていきましょう。
どんなTシャツ?
先日、横浜中華街に行って食べ歩きをしてきました。豚まんや鶏の唐揚げを食べていて「そろそろビールも飲みたいなぁ」なんて思っていた頃、路地を少し入ったお店でこんなTシャツが売られていたのを見つけてしまいました。
思わず「ふふっ」としてしまいました。
このTシャツの語は商標出願されているのかな?とJ-platpatで検索してみました。
今回出願された商標の商品カテゴリ(出願区分)は、第25類の洋服,コート,子供用衣類,セーター類,ポロシャツなどです。出願区分はこの商標を出願した会社が、どんな商品やサービスでこのネーミング等を使いたくて出願したのかを知る手掛かりとなります。
この商標の出願人は「渡邉秀幸」さんで、2022年7月21日に出願されていました。この出願人について調べてみたのですがネット上では有力な情報は得られず、しかしJ-platpatで検索すると2022年7月21日から立て続けに商標出願をしていることがわかりました。しかもいずれもその出願区分は同じ第25類でした。もしかして面白いロゴTシャツを作っているお店の方なのでしょうか。
しかしこの出願に対しては、2023年1月13日に「このままだと登録できませんよ」と拒絶理由通知が出されていました。その内容はおおまかには「既に『酒がワクチン』のTシャツなどは複数の事業者により、取引されています。」というものでした。その具体例も、複数挙げられていました。
これに対し出願人は審査官と電話で応対をしたようで、応対記録が掲載されていました。こちらはJ-platpatから商標出願第2022-090313号を検索してさらにその「経過情報」から閲覧することができます。
電話の内容まではわかりませんが、今後、出願人は拒絶理由に対する意見書を提出するのでしょうか。今後の動向が気になります。
他の面白いTシャツ文字出願もある?
次に私が気になったTシャツはこちらです。
なんとなく、文字フォントからも哀愁を感じますね。
こちらのTシャツにかかれている語は2022年12月9日に出願されていました。
こちらの商標の出願人は末永悠さんです。そして出願区分は第25類アイマスク,エプロン,えり巻き,靴下,ゲートル,毛皮製ストール,ショール,スカーフ,足袋,足袋カバー,手袋,ネクタイ,ネッカチーフなどです。
こちらのTシャツ、実は「トラックめいめい」さんと呼ばれる、ネット上でとても有名な北海道出身のトラック運転手さんが着用していたことでも話題となっていたんです。トラックめいめいさんのTwitterはこちらです。
いい飲みっぷり!オモシロTシャツを着ていると話題になるしみんなを笑顔にしますね。
こちらの商標はまだ出願されたばかりで、登録の可否についての審査は始まっていないようでした。
まとめ
今回紹介した商標の今後の動向には注目ポイントが多くあります。今後、この出願が登録になったかどうか知りたい方はJ-platpatをこまめにチェックしてみると良いかもしれません。
特許事務所で6年間勤務。明細書作成や中間処理に従事。翻訳の仕事も請け負ってきました。元々はデザイン系専攻でして、図面を作成するのが一番楽しい時間です。現在はフリーで活動中。
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