「夫を社会的に抹殺する5つの方法」が商標出願された話-iPTimes.-
(この記事は、2022年11月23日に作成したものです。)
こんな方に向けた記事です。
☆漫画が好きな方へ
☆商標出願に興味がある方へ
本記事のここがポイント!!
先日商標出願されたこのタイトル、少しギョッとしますよね。
確かになにかと夫に対してイライラしてしまう妻もいる(というか多い?)とは思います。
しかし離婚などではなく「社会的に抹殺」って恨みレベルがMAXのような気がします。
今回はこの商標出願について詳しく見ていきましょう。
「夫を社会的に抹殺する5つの方法」とは?
「夫を社会的に抹殺する5つの方法」とは、このWEB漫画のタイトルです。SNSを中心に話題となり、「DMMブックス」の縦読みマンガ部門で、第1巻発売から7日間の合計ダウンロード数がNo.1となりました。
内容は、ある専業主婦が夫による暴力、モラハラなどに苦しめられ、やがて復讐をしていくというお話です。「簡単には殺してあげない。生き地獄をアナタに味わわせてあげる――」と説明に書いてあり、内容の濃さがうかがえます。
主人公が精神的にも肉体的にも追い詰められる部分は読んでいて辛くなりそうだけど、その後の復讐をする部分はスカッとしそう!
追い詰められても潰れずに復讐心を燃やす主人公の強さなどから、人間の本質的な部分も見えてきて面白そうですね。
こちらのサイトから3話まで無料で読むことができました。気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
誰が出願したの?区分は?
こちらのTwitterアカウントは、最近出願された商標を呟いて教えてくれるアカウントです。2022年11月1日のこのつぶやきは数百件もリツイートされていました。また「怖っ」などのコメントが多数ありました。
今回この商標を出願したのは「株式会社GIGATOON Studio」でした。この会社は、DMMグループの会社で電子書籍コンテンツの企画制作を行っており、2022年1月に設立されました。
実はこの作品は、株式会社GIGATOON Studioと、株式会社アップクロス(システム開発やWeb制作などをしている会社)との共同作品です。
今回の出願の商品カテゴリ(出願区分)は第9類(電気通信機械器具ほか), 第35類(広告業ほか), 第41類(技芸・スポーツ又は知識の教授ほか)です。
出願区分はこの商標を出願した会社が、どんな商品やサービスでこのネーミング等を使いたくて出願したのかを知る手掛かりとなります。
9類,35類については、WEB漫画なので関連しているのが分かりますが、41類の技芸・スポーツ又は知識の教授などは何のために加えたのか気になるところです。
まとめ
「夫を社会的に抹殺する5つの方法」の商標出願の今後の動向が気になりますね。これらは2022.10.24に出願されましたが、現在はまだJ-platpat上に出てきていませんでした。商標出願は原則として出願日から2、3週間ほど経過すると、内容が一般公開されます。
今回の出願が登録になったかどうか知りたい方はJ-platpatをこまめにチェックしてみると良いかもしれません。
特許事務所で6年間勤務。明細書作成や中間処理に従事。翻訳の仕事も請け負ってきました。元々はデザイン系専攻でして、図面を作成するのが一番楽しい時間です。現在はフリーで活動中。
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