「なかやま粉にんにくん」という語が商標出願された話-iPTimes.-

（この記事は、2022年12月5日に作成したものです。）

本記事のここがポイント！！

「なかやまきんに君」とは？

なかやまきんに君は、もとは吉本新喜劇に所属していた芸人さんです。筋肉を用いたネタを主に扱っており（今もテレビでネタを披露しておられる機会を目にしますね）、彼の「きんに君」という芸名はFUJIWARAの原西孝幸さんがつけたそうですよ。

なかやまきんに君といえば、『ヤー！パワー！』とネタの中で言うのが定番ですよね。実はこの言葉、2022のユーキャン新語・流行語大賞にノミネート、そして「Simeji presents Z世代トレンドアワード2022」で大賞を受賞しました。

なかやまきんに君は芸人として有名なだけでなく、ボディビルダーとしても世界的に活躍しています。2022年にもアメリカで開催された、マッスルビーチインターナショナルクラシックという筋肉の大会のマスターズの部で優勝しました。その時の様子がこちらです。

なかやまきんに君による商標出願がこれまでにないか調べてみたところ、ありました！やはりなかやまきんに君監修のプロテインです。

出願人は「中山 翔二」（なかやまきんに君の本名）さんでした。きんに君のプロテインは、今回出願された「なかやま粉にんにくん」ではなさそうですね。「ザ・プロテイン」については、こちらの公式サイトから詳細を確認できます。

なかやま粉にんにくんとは？どんな出願？

こちらのTwitterアカウントは、最近出願された商標を呟いて教えてくれるアカウントです。2022年11月14日のこのつぶやきは800件以上もリツイートされていました。またこんなコメントも寄せられていましたよ。

咄嗟にこういう面白いコメントを思いつくセンス、羨ましいです。その他にも「パワー！」というコメントもあり、なかやまきんに君による出願なのかな？と思った人が多いようです。寄せられたコメントの中にはこんな有力情報が！

また、この商標の出願人は「中山 亮」さんであって、なかやまきんに君の本名の中山翔二さんではありませんよね。つまり今回の出願は、なかやまきんに君は関係ない！と推測されます。

ではこの粉にんにく、どんなものなのか見ていきましょう。

このサイトには以下のような説明がありました。「中山家の皆さんが力を合わせて作っています！ にんにくを粉末にする担当は、おじいちゃんとおばあちゃん！ 午前中はマッサージに行ったりするので、午後からの作業になります。 粉にんにくを瓶詰めする担当は、子供たち！ 学校や部活動後からの作業になります。 中山さんご家族が一生懸命作っていますが、１週間で製造できる数に限りがあります。」

今回の出願の商品カテゴリ（出願区分）は第30類(ニンニク粉末,加工済みにんにく,刻んだにんにく,香辛料,調味料,にんにくを加味してなる調味料,弁当,ぎょうざ,しゅうまい,すし,たこ焼など）です。

出願区分はこの商標を出願した会社が、どんな商品やサービスでこのネーミング等を使いたくて出願したのかを知る手掛かりとなります。

まとめ

「なかやま粉にんにくん」の商標出願の今後の動向には注目ポイントが多くあります。しかしこの商標は2022.11.4に出願されたばかりで、まだJ-platpat上に出てきていませんでした。商標出願は原則として出願日から2、3週間ほど経過すると、内容が一般公開されます。

今回の出願が登録になったかどうか知りたい方はJ-platpatをこまめにチェックしてみると良いかもしれません。

とまとん

特許事務所で６年間勤務。明細書作成や中間処理に従事。翻訳の仕事も請け負ってきました。元々はデザイン系専攻でして、図面を作成するのが一番楽しい時間です。現在はフリーで活動中。