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人気YouTuberヒカル氏らの商標使用断念のニュースを弁理士が解説

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(この記事は、2022年4月20日に商標専門弁理士が作成したものです。)

こんな方に向けた記事です。
☆ヒカル氏の商標問題が気になっている方へ
☆事例としての商標使用問題を調べている方へ
☆商標の問題をどう乗り切れば良いか気になる方へ

本記事のここがポイント!!

Youtuberヒカル氏らの進めていたプロジェクトが商標問題により名称変更を余儀なくされていた模様!今回の問題を解説します!

今回の問題を整理します

弁理士として実務に携わっていると、「商標の問題が自身に起きるとは思えない」という旨のご相談をいただくことがあります。

しかし、それは自身の身に「まだ」起きていないからにすぎず、誰でも起こりうるということを認識しなければなりません。

今回は、有名Youtuberのヒカル氏と格闘家の朝倉氏が進めていたプロジェクトに関する商標関連ニュースを弁理士の目線から解説いたします。

知名度のある方のお名前を少しお借りして、商標の問題はそれほど小さいことではないということをみなさんにお考えいただければ幸いです。

なお、私が執筆したこの記事は双方の対応などについて批判する記事ではないということを予めお伝えをさせていただきます。

さて、以下がニュース記事のリンクです。

ニュース記事

朝倉未来&ヒカル共同プロジェクト、権利問題でタイトル変更に 新タイトルを急きょ考案

(引用:Yahoo JAPAN ニュースhttps://news.yahoo.co.jp/articles/300d4eb2011c53ce3dd0820428ae228faaa49702)

ニュースを簡潔にまとめますと

  • 1、プロジェクト名「ミライエ」について他社の商標権が既にあった
  • 2、商標権使用について許諾交渉を行っていたが決裂した
  • 3、結果、商標の変更をせざるを得なかった

ということになります。

そして、この記事の中でのヒカル氏の発言が非常に示唆に富んでいます。

ヒカル氏の発言:

「浸透してきているなかで名前を変えるのはダメージがすごいデカイ」

やはり、有名Youtuberのヒカル氏。

商標に関する知識はそれほど深いものではないかもしれませんが、商標の本質を突いているとても鋭い発言です。

商標の変更を強いられる場合、物理的にパンフレットや動画の取り直しなどが発生するかもしれません。しかしながら、それ以上に困るのは、ここまでこのコトバで獲得してきた知名度・ブランド価値(専門的な用語で「業務上の信用」といいます)がゼロになってしまうということなのです。

商標問題に巻き込まれないために

今回の場合は、プロジェクト名が決まった段階で専門家に依頼して商標問題を確認すべきだったと言えます。

本問題については詳細が明かされている訳ではないため推測になる部分もございますが、

商標が使用できるか・先に出願されていないかを先に調査すべきでした。

そして、交渉がうまく行かない可能性が少しでも見込まれる場合は代替案を検討しておき、場合によっては代替案も商標登録出願するなどの対策を模索する必要があったと言えます。

これは、「事業が先、権利関係が後」となりがちなビジネスにおいては、難しいかもしれません。しかし、今回のようにほぼほぼコンテンツが完成してから、コンテンツの配信サービス提供の間近で名称の変更するのはあまりにも損失が大きすぎます。

商標問題は誰にでも起こりうることであり、少々面倒でも商標の権利関係はしっかりと見ておく必要がありますね!

商標川柳・今日の一句

今回、ヒカル氏側は高い授業料を払わされた形となりますが、ここで一句。

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