高齢者や障がい者の就労支援サービスをより効率的に!あをに工房株式会社が高齢者組合せシステムの開発に成功し特許を取得
あをに工房株式会社(本社:奈良県奈良市、代表取締役社長/中山久雄)は、高齢者・障がい者が就労環境において、複数で作業を進める際に、各工程に適切な人員を配置するための組合せ選定システムの開発に成功し、2022年12月に特許を取得したと、2023年3月6日にプレスリリースにて報じた。
同社は、高齢者や障がい者の就労支援に取り組んでおり、高齢者や障がい者が就労することによる生きがい作りや、社会全体の生産性向上を目指しており、今回の特許はその事業の一環として活かされる予定だ。
今回特許を取得した技術は、高齢者や障がい者を、各々の能力に応じて適切な工程に配置することを目的としており、端末装置とサーバー装置があり、作業能力レベル情報や個人能力レベル情報などを登録する記憶部が備わっている。記憶部に蓄積されたデータ情報を活用し、AIにより人員を効率的に組み合わせることができるシステムとなっている。
今回のようなシステム特許は、複数要素の組み合わせで、全体として機能するものに認められるもので、物の発明と同様に扱われている。
システム特許侵害は立証が難しいとされ、これはハードウェアとの組み合わせで特許侵害が複雑化してしまうためである。そのため、権利行使をし易い権利を取得することが必要となる。
このような就労支援システムを活用し、高齢者や障がい者の就労支援と定着を一層促進していくことが期待される。
参考
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000116000.html
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https://tokkyo-lab.com/co/info-systemmk
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