小スマホ落下防止「枝豆グリップ」 意匠権コンテスト 全国特別賞
全国の高校生、大学生らが意匠権の取得を目指す「デザインパテントコンテスト」で、金沢市本多町の県立工業高校三年の松本瑞姫(みずき)さん(18)による作品が、全31件の優秀賞から七件選出される特別賞を受賞したことを、2023年3月2日に中日新聞が報じた。
作品は、スマートフォンに取り付けて落下を防ぐ「枝豆プッシュグリップ」で、松本さんは「かわいい作品ができたと思っていたが、まさか受賞できるとは」と驚きの表情を浮かべた。
松本さんは、自身が学ぶデザイン科の授業の一環で約3ヶ月かけて作品を製作した。三つの枝豆を模したグリップによって多数の指をはめ込むことができ、安定感が増すよう設計した。使用しないときには「枝豆」を押して閉じられるようにしたこともポイントの一つである。
デザインパテントコンテストは特許庁などが主催している。優秀賞以上の受賞者は、意匠権出願へのサポートを受けられ、出願にかかる費用も負担される。
3月13日には、東京都で特別賞受賞者の表彰式が開かれ、選考委員長を務める宇宙飛行士の山崎直子さんらへのプレゼンテーションも予定されている。
本コンテストにより、知的財産制度の理解や活用が促進されるだけでなく、新たな起業家やイノベーターが生まれることも期待できる。
参考
https://www.chunichi.co.jp/article/645299
https://www.inpit.go.jp/patecon/
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特許関係の仕事に従事して10年。5年間は特許事務所で500件以上の出願原稿の作成に従事。その後、自動車関連企業の知財部に転職し、500件以上の発明発掘から権利化に携わってきました。現在は、知財部の管理職として知的財産活用の全社方針策定などを行っています。
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