日本でも出店する？マックの新業態を商標から考えてみた

（この記事は、2024年4月29日に作成したものです。）

昨年末、マクドナルドの新業態が米国で始まりました。
この新業態CosMcが、日本でも展開があるのかについて、商標を通じて調べてみました。

マクドナルドは、スターバックスなどに対抗するためのドリンクを主要商品とする新業態を米国でスタートしました。

その名もCosMc（コスマック）。

2023年にアメリカでの事業を開始し、今後世界展開も見据えているとのことです。

日本での事業展開もあるのか、商標出願の動向から調べてみたいと思います。

CosMc商標の出願動向

CosMcについて日本でも商標登録がされていました！このことから、事業展開をされる可能性が高いと考えられます。

具体的な内容についてご紹介すると、CosMcに関連する商標は8件、登録が確認されました。

出願は2023年5月にされており、米国での事業開始前の時点で出願されています。

区分としては、29，30，32，43の４区分が出願されています。

これらの区分の内容としては食品と食品の提供になりますので、飲食業としては必要なところをすべて取得しているものと思われます。

しかしハッピーセットで関係してくる、28類等の玩具の区分の取得はないようです。

また、アプリなどを通じたデジタル関連事業に使われる9類や44類などの区分も出願されていない模様です。ただしこの、デジタル事業関係の区分で出願されていない方針は、マクドナルドブランド全体に対しても言えることです。

このことから、CosMcは実店舗中心の事業になるものと思われます。

ちなみに商標としては、CosMcとCosMc’sの出願がされていますが、こちらはどちらの表記も使われていることからそれぞれ出願されたものと思われます。

公式サイト（米）を見ると、商品名にTMマークがついているのが確認できました。このことから、商品名に関する商標も出願されていることがわかります。

なおTMマークは商標をさす印で、出願中の商標などに付けてアピールする際に使います。

USPTOで検索すると、3件が出願中のようです。同様の名称で日本でも検索しましたが、こちらはまだ出願されておりませんでした。

このことから、日本での事業開始まではまだ時間がかかるのか、別名称での展開がなされるかという想像が働きます。

日本では、チキチーやグラコロといった独自名称の商品があり、それらも商標登録されています。同じような展開がされる可能性が高いようにも思います。

今回は、マクドナルドの新業態に関する商標を調べてみました。
日本でも大人気のマクドナルドの次なる事業がどのような展開を見せるのか、今後も注目です。

健康関連商品の知財、企画開発や生産立ち上げを経験してきた元エンジニア。皆さまに役立つ情報を発信したいと思いWEBライター活動中。趣味はスポーツ全般、カメラ、映画鑑賞

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