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マインクラフトの商標動向。キャラクター自体の保護は難しい?

(この記事は、2024年12月9日に作成したものです。)

人気ゲーム「マインクラフト」の商標動向を調べてみました

マインクラフト商標の動向

Minecraftは2011年に正式リリースされたサンドボックス型ゲーム。

出願数としては少ないものの、初期の出願から区分を広く取得していることがわかります。

なお、エンダーマンやクリーパー等のキャラクターは出願が確認されませんでした。

マインクラフト商標を分析

「マインクラフト」に関連する商標は、商品やサービスごとに細かく区分され、権利が登録されています。以下がその主な特徴です。

権利者について

「マインクラフト」の商標は、マイクロソフトコーポレーションが全ての登録を所有しています。

これは、2014年にMojangを買収して以来、同ゲームの権利を包括的に管理しているためです。Moajangの出願していたものも移転済。

登録区分

マイクラ関連商標は、その区分がゲーム関連(09区分)、教育サービス(41区分)、衣類(25区分)、玩具(28区分)など多岐にわたります。

2013年と初期の時点から多くの区分での取得を行なっており、今日の様々なグッズ展開の保護に寄与しています。

国際登録出願の活用

マインクラフト関連商標の多くは国際出願によるものです。このことから、マイクロソフトは「マインクラフト」を世界的に保護活動かつ効率的な権利構築を進めていることがわかります。

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今後の出願は増える?

現状、マインクラフトの商標は広く区分を取得済となっています。

また関連するキャラクターはほぼ一般名称であり、キャラクター名での商標取得はされないものと考えられます。

そのうえ四角形状のパーツの組み合わせで出来ているキャラクターデザインという単純な形状のため、キャラクターデザインでの知財保護も難しいでしょう。

これらの状況から、今後もマインクラフトブランドは、ブランド名を中心に保護活動を進めるものと思われます。

今回は、人気ゲームマインクラフトの関連商標を調査してみました。マインクラフトでは、ブランド名以外の商標での保護活動が難しいものと考えられます。その分、ブランド名に注力した知財保護で効率的ともいえます。

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