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製造技術が生み出したハイチュウ!特許解説【身近な特許事例の紹介】

知的財産権というとあまり馴染みのない言葉ですが、実は知財で守られている商品は身近にたくさんあります!

今回はソフトキャンディの王者、ハイチュウについてご紹介します。

噛み心地がクセになる!ソフトキャンディ「ハイチュウ」

「ジューシーおいしい果汁ハイチュウ♪」でお馴染みの、ハイチュウ。(今もこのCMソング使われているんでしょうか?)

キャッチフレーズ通り、果汁感溢れるジューシーな味わいと絶妙な噛み心地がクセになるソフトキャンディ菓子です。

私は飴やガムはあまり食べないんですけど、ハイチュウは大好きなんですよね。

あのガムみたいに噛み応えがあってそのまま飲み込める手軽さと、ジュワーっと口に広がる果実感はハイチュウでしか味わえないと思っています!

ハイチュウの開発時のコンセプトは「食べられるチューインガム」。

1975年の発売当時、「やわらかいのに噛みごたえがあり、歯につかない」という今までにない新しい食感でたちまち大ヒットになったそうです。

当時、キャンディというと硬い飴や歯につきやすいキャラメルが主であったことを考えると、ハイチュウがいかに新しいキャンディ菓子であったということが分かりますね。

ハイチュウの特許についてご紹介

ハイチュウは製造技術と専用装置の両方で特許を取得しています。

出願人は「森永製菓株式会社」、発明名称は「ソフトキャンディ及びその製造方法」です。

ハイチュウ独特の噛み心地を生み出す際に、最も重要なのが、砂糖の結晶化の調整と水分バランス、空気の含ませ方の3つ。

上記の3つの要素を壊さずに取り入れる技術と専用装置の開発のおかげで、ハイチュウのチューイング性を生み出しているんだそうです。

素人には到底理解できない高度な技術で、日頃何気なく食べているハイチュウが作られていると思うと感慨深いです。

発売から45年の歴史を持つロングセラー商品のハイチュウですが、日々進化し続けています。

近年、日本人の噛む力が弱まっていることから、より噛みやすい硬さへ微調整するなど、繊細な商品改良を重ねているんだそうです。

長年世代を超えて愛され続けるのには、細やかなリニューアルなどの積み重ねが大切なんですね!

特許は日常生活にあふれています!

今回はハイチュウについて紹介しました。

日常生活には、知財権で守られた商品で溢れています!

それだけ知財は物やサービスを提供する上で、非常に重要なのです。

今あなたが扱っている商材ももしかしたら知財で守る必要があるかもしれません。

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