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カドケシの特許の秘密を徹底解説!【身近な特許事例の紹介】

知的財産権というとあまり馴染みのない言葉ですが、実は知財で守られている商品は身近にたくさんあります!

今回は消しゴムのカドケシについてご紹介します。

いつでも“角”を使って消せる!「カドケシ」

文房具メーカー、コクヨから販売されている消しゴム「カドケシ」。

立方体が交互に組み合わさった形で、常に角を使って文字を消すことができるのが特徴です。

そのユニークなデザインと実用性の高さから、2003年度のグッドデザイン賞を受賞しています。

カドケシ、私も学生時代に使っていました!

通常の四角い消しゴムだと、角は使い始めしか使用できないので、割とすぐに角が削れてなくなってしまうんですよね。

カドケシだと、最初の角がなくなってもまた次の角が常に使えるので、小さな文字や図を修正するのにとても便利でした。

消しゴムあるあるの使っているうちにボロボロ削れてしまう、というようなこともなく、耐久性にも優れていたように思います。

幾何学模様のような変わったデザインで、消しゴムではなく、おもちゃを使っているような使用感の楽しさもカドケシならではですよね!

ペンケースに入るサイズの「プチカドケシ」シリーズは、色も青やピンクのものがあってかわいくて好きでした。

カドケシの特許についてご紹介

カドケシは商品名の「カドケシ」で商標権と、商品の構造で特許を取得しています。特許番号は第4304926号、発明名称は「消しゴム」です。

出典:J-PlatPat(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/p0200)

従来の四角い消しゴムは、使っているうちに角がすり減って滑らかな形状になるると、擦る際により強い力が必要になったり、細かい箇所を消せなくなるデメリットがありました。

角がなくなり消しづらくなってしまった時点で、新しい消しゴムに買い替えてしまう人も少なくなく、資源の無駄遣いも課題とされていました。

カドケシは、複数の立方体を組み合わせた独自の形状にすることで、常に角を使える消しゴムとして発明されました。

文字を消すという機能は従来の消しゴムと同じものの、形を変えることでで今までの消しゴムの問題点を解決する点が、まさに発明という感じがします!

特許は日常生活にあふれています!

今回はカドケシについて紹介しました。

日常生活に少し目を向けてみると、知財権で守られた商品で溢れています!

それだけ知財は物やサービスを提供する上で、非常に重要なのです。

今あなたが扱っている商材ももしかしたら知財で守る必要があるかもしれません。

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