スタートアップも参戦!トイレに関する特許3選【身近な特許事例の紹介】
知的財産権というとあまり馴染みのない言葉ですが、実は知財で守られている商品は身近にたくさんあります!
今回はトイレに関する特許についてまとめてご紹介します。
トイレに関する特許の身近な例3選!
日本のトイレは世界一きれいだとたびたび話題になりますよね。
普段は意識すらしませんが、トイレは人間が衛生的な生活を送る上で欠かせない存在です。
これからトイレに関する3つの特許を紹介していきます!
介護をサポートする福祉トイレ!ベッドサイド水洗トイレ
TOTO株式会社が開発した「ベッドサイド水洗トイレ」。
ベッドのそばに設置でき、介護が必要な高齢者でも自分でトイレに行くことができる福祉トイレです。取得している特許番号は第6631773号、発明名称は「非据付け型水洗圧送式大便器装置」です。
独自の粉砕圧送ユニットにより、汚物を細かく粉砕し、圧力をかけて強制排水します。オムツやお尻拭きなど、トイレットペーパー以外のものが誤って流された場合でも、上記の機能で詰まりづらいのが特徴です。
手洗い忘れ防止に!手洗い場つきの男性用トイレ
NEXCO西日本(西日本高速道路)とTOTOが共同で開発した男性用トイレ。便器の上に手洗い器がついているのが特徴です。特許番号は第5089817号、発明名称は「手洗い器付き小便器」です。
手洗い場に行く手間が省けるだけでなく、手洗いの水を便器洗浄に再利用することで、節水にもつながっています。西日本の高速道路SAで、徐々に設置もはじまっています。
毎日スマホで健康管理!「スマート体調チェック」
ヘルスケア商品を開発するスタートアップ、サイマックス株式会社からリリースされた「スマート体調チェック」。
トイレに設置されたセンサーが自動で排泄物の分析を行い、スマホアプリで分析データをチェックできるヘルスケアサービスです。
スマート体調チェックはシステムで特許を取得しています。特許番号は第6100447号、発明名称は「健康モニタリングシステム、健康モニタリング方法および健康モニタリングプログラム」です。
独自のモニタリングシステムで、普段通り用を足すだけで精度の高い尿検査が可能となっています。尿検査キットのように、使用者側の手間がかからないのが大きな特徴です。
特許は日常生活にあふれています!
今回はトイレに関する特許についてまとめて紹介しました。
大手メーカーからスタートアップ企業まで、様々な視点からの特許技術が面白いですね。
介護をサポートするベッドサイド水洗トイレは、これからの高齢化社会の新常識になっていくかもしれないと思いました。
今回紹介したスタートアップ、サイマックスのように、特許を取得して業界へ新規参入していく中小企業は多く存在します。
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