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郵便返却のビジネス特許解説!【身近な特許事例の紹介】

知的財産権というとあまり馴染みのない言葉ですが、実は知財で守られている商品は身近にたくさんあります!

今回はTSUTAYAの郵便返却についてご紹介します。

レンタル業界に革命!TSUTAYAの郵便返却

DVDなどのレンタル事業を行うTSUTAYAで利用できる「郵便返却」。

TSUTAYAで商品をレンタルする際、店舗に返却する通常返却とポストに商品を投函して返却する郵便返却が選べます。

郵便返却は専用の返却袋に商品を入れ、返却期日までにポストに投函するだけで、商品返却が完了します。店舗に行かずとも商品が返却できる新しいシステムです。

この郵便返却、本当に本当に便利で一消費者として利用しまくっています!

店舗まで返却に行かなくていいのがとにかく楽なので、一度郵便返却を利用すると店舗返却に戻れません。

郵便返却があることで、レンタル商品が充実している都心のTSUTAYAを気軽に利用できるようになったり、重いコミック商品を店舗に持って行かずに近所のポストに投函するだけで返せるようになったり、とにかくレンタルの可能性が広がった革新的なシステムだと思います。

郵便返却の特許についてご紹介

郵便返却はそのシステムそのものにおいて特許を取得しています。特許番号は第4854697号、出願人はTSUTAYAの運営会社であるカルチュア・コンビニエンス・クラブです。発明名称は「レンタル商品返却システム」です。

出典:J-PlatPat(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/p0200)

従来の店舗へ来店して返却する方法は、返却する際にも店舗に来店しなければいけない点が手間になっていました。

また、既存の郵便システムでは、ユーザーがポストに商品を投函し、配送業者からTSUTAYAに商品が届くまでにタイムラグが生じるため、実際に返却日までに返却されたかどうかが不明確になるのが問題点でした。

そこで生み出されたのが、レンタル商品に個別の識別番号を付与し、ポストに投函された商品が配送業者に回収された時点で、配送業者からTSUTAYAに通知が届く仕組みです。

商品が店舗に戻ってくる時点ではなく、配送業者の手に渡った時点の日にちがTSUTAYA側で把握できることで、郵便返却でも期日通りに返却されたかどうかが分かるようになりました。

お客さん側は店舗に行かずに商品が返却できるようになって便利に、お店側も損をせずにお客さんにより良いサービスを提供できる、双方に得になる素晴らしい発明だと思いました!

特許は日常生活にあふれています!

今回は郵便返却について紹介しました。

日常生活に少し目を向けてみると、知財権で守られた商品で溢れています!

それだけ知財は物やサービスを提供する上で、非常に重要なのです。

今あなたが扱っている商材ももしかしたら知財で守る必要があるかもしれません。

心当たりがある方は、まず弁理士へ相談してみましょう!

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