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特許の集合体!三輝の詰め替えそのまま【身近な特許事例の紹介】

知的財産権というとあまり馴染みのない言葉ですが、実は知財で守られている商品は身近にたくさんあります!

今回はお風呂の便利グッズ、「詰め替えそのまま」が取得している特許についてまとめてご紹介します。

5つの特許を取得している便利グッズ!三輝の詰め替えそのまま

株式会社三輝から発売されているお風呂グッズ「詰め替えそのまま」
シャンプー・リンス、ボディソープなどの詰め替えパックをそのまま使用できるようにする便利グッズです。

詰め替えパックをそのまま使用することで、ボトルに詰め替える作業やボトル付近のぬめり掃除が不必要になります。ボトルを買う必要もなくなるので、節約にもなるのが嬉しいポイント!

そんなお風呂の常識を覆す詰め替えそのままですが、なんと特許を5つも取得しているんです!詰め替えそのままの取得特許について一つずつ紹介していきます。

出典:J-PlatPat(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-4733676/7295B76382CCD05DBCA3A651AFED97764F30B9CFC4462FF81140F5737E45654C/15/ja

1つ目は、シャンプーやリンスの詰め替え用パックを確実に挟むことのできる部品(挟持具)です。特許番号は第4733676号、発明名称は「挟持具」です。

従来のローラーやボールを使用する挟持具は、詰め替え用パックのような樹脂性で重量のあるものを挟むと、滑って落ちてしまうことがあるのが課題でした。

本部品では、ローラー式の挟持具でありながら、シャンプーなどの重さのある詰め替えパックを落とさずに挟むことができ、かつ簡単に取り外すことが可能となっています。

出典:J-PlatPat(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-5330742/96A9C5CD5FBE0497C340C4A3F371C27D4128114647C33F43FFBF45E0E3B106EB/15/ja

詰め替えパックから中身を取り出すための仕組みに関してはそれだけで2つの特許を取得しています。特許番号は第5486669号、第5330742号、発明名称は「詰替えパウチの内容物取出装置」です。

従来のシャンプーリンスの詰め替えパックをポンプ式の容器に移して使う方法は、詰め替える際に内容物がこぼれたり、空気や水分に増えることで品質劣化を引き落とす問題がありました。

本商品では、詰め替え用パックからそのまま内容物を取り出して使える部品を取り付けることで、衛生的な問題や詰め替える手間を解消しています。また、パックを吊り下げて使うため、内容物を最後まで確実に使い切ることができます。

出典:J-PlatPat(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-5746591/04C678A427AD29DAA2EB144B1CA635F80D37BDF121226ABEF99658B432973720/15/ja

4つ目は詰め替えパックを吊り下げるための部品です。特許番号は第5746591号、発明名称は「吊り下げ具」です。

シャンプー、リンスなどの重量のある詰め替え用パックを落とすことなく確実に吊り下げることができます。

出典:J-PlatPat(https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-5789101/80A47ECF12A6B9352C88913CC456093EFFED5FA6061F0A0D5EFE4369E7C4B169/15/ja

最後に紹介するのは、業務用の詰め替えシャンプー・リンスを入れられる吊り下げ型ボトルです。特許番号は第5789101号、発明名称は「詰替えボトル装置」です。
従来のポンプ式の容器は、床や棚に直接置いて使用するため、ぬめりなどが発生しやすく、不衛生なのが問題でした。
また銭湯や温泉などの入浴施設の場合、かなりのスペースをボトルを置く場所として取られてしまうのもデメリットでした。

本商品では、吊り下げボトルを使用することにより、スペースを省略でき、かつ内容物の使用量もポンプ式より節約できるようになっています。

特許は日常生活にあふれています!

詰め替えそのままに関する特許についてまとめて紹介しました。

詰め替えパックをそのまま使えるようにするなんて、シンプルな発想ながらなかなか思い付かないものですよね。

確かに言われてみると、ボトルを水場に置きっぱなしにしておくのってヌメりの原因にもなるし、なにより中に入れているシャンプーも空気に触れてしまうので品質が変わってしまうのが気になります。

日常で誰もが実は感じている不便さを、分かりやすく問題解決してくれる商品ということで、実際にとても売れているそうです。

販売元である株式会社三輝は、もともとは東京にある町工場だそうです。中小企業における、知財権の取得は商品を守る上でも重要です。

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