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意匠権とは?5分でわかる意匠権の全て!

意匠権とは

意匠権とは?

意匠権とは物品・建築物・画像のデザインを保護する権利です。

デザインに対して付与される権利ですが、工業上利用できるデザインのみが対象であり、芸術作品等は意匠権の対象ではありません。

意匠権として登録されたデザインに関しては、創作者が独占排他権を持つことができ、第三者による模倣品の製造・販売を防ぐことができます。

意匠権とその他知的財産権に関してはこちらの記事で解説をしています。
意外と知らない?特許とその他知的財産権の違い

著作権・商標権との違い

著作権と商標権は意匠権と混同されやすい権利です。

適切な権利を取得するためにも、これら3つの権利の違いを押さえておきましょう。

保護の対象権利の期間登録方法
意匠権物品・建築物・内装・画像のデザイン
(工業デザインが対象)
出願日から25年特許庁へ出願
著作権小説,音楽,美術,映画,コンピュータプログラム等
(参照:文化庁HP
著作者の死後70年まで無方式主義
(登録不要)
商標権商品名・ロゴマーク・音源・キャラクター等永久に更新し続ける事が可能特許庁へ出願

これらの権利の保護対象は類似していますが、それぞれ役割が異なります。

また権利期間や登録方法も異なるので注意が必要です。

キャラクターはどの権利で登録すればいいの?

キャラクターの権利を保護したい場合、意匠権・著作権・商標権どの権利で守れば良いのでしょう。

意匠権の場合

キャラクターのデザインで権利を取得することとなります。
デザインですので、キャラクター自体は意匠権として保護されません。

また権利を取得するためには、容易に創出できるデザインではない事・工業上り用可能なデザインである事・既に意匠登録されているデザインと類似していない事、などが求められるため、権利取得のハードルは高くなります。

権利期間も最大で25年となるため、キャラクターの権利保護には意匠権は適していないと言えるでしょう。

著作権の場合

キャラクターを作った場合、キャラクター自体には著作権は付与されません。

著作権は主に、小説、音楽、美術、映画、コンピュータプログラムなど創作者の思想や感情、個性が表れている物に付与されます。

キャラクターの場合、キャラクターそのものではなく、登場する漫画やゲームに著作権が発生します。

例えば、アニメキャラクターの”ポパイ”が印刷されたネクタイが無断で販売された「ポパイネクタイ事件」では、キャラクターではなく、「ポパイ」の登場するアニメの著作権侵害として判決が下りています。
(参照:https://system.jpaa.or.jp/patents_files_old/200601/jpaapatent200601_057-059.pdf

商標権の場合

キャラクターの権利を保護する場合、最も安全なのは商標登録です。

商標登録はキャラクターの名前を守るだけでなく、キャラクターの図柄も守ることができます。

ご当地キャラで有名なくまモンや、ポケモンの主要キャラクターなどは商標登録で保護されています。

また商標権を取得するメリットは、更新し続けることで権利期間を永久に保持することができる点です。

商標登録の費用について、詳細はこちらの記事で解説しています。
商標登録の費用をかんたん解説!

意匠権の例

実際にイメージが湧きやすいように、どのような商品が意匠登録されているか、具体例を紹介していこうと思います。

例えば、皆さん馴染みのあるAirPods Proは意匠登録がされています。

(JPlatpatより抜粋)

こちらの先端が曲がったハサミも意匠として登録されています。
この事例は部分意匠という事例で、ハサミ全体の形状ではなく、曲がっている先端部のみで意匠登録を行なっています。

(JPlatpatより抜粋)

意匠登録するメリット!

意匠登録には権利保護に加えて、ビジネス拡大のチャンスを得ることができます。

模倣品の排除と市場の独占ができる!

目新しいデザインや人気のデザインは、コピー品の的になることが多いです。

意匠登録をしておけば、模倣品に対して意匠権の侵害を訴えることができます。

また競合他社への牽制にもなるので、市場を独占できるというメリットがあります。

新しい取引先の開拓にもつながる!

意匠権を取得するということは、そのデザインが簡単には創出することのできない希少なものだと証明することにもなります。

意匠権の取得によって自社の信用や知名度があがり、新たな取引先の開拓にもつながることがあります。

自社ブランドに発展することも

意匠登録を行うことで、市場の独占や自社の知名度の向上が見込めるため、自社ブランドを展開するといった可能性も出てきます。

登録をおこなったデザインを軸に、ブランド化する。

または既にブランド化されている場合、意匠登録をすることによって、さらにブランド力を高めることができます。

意匠登録にかかる費用

意匠登録にかかる費用は出願時費用維持費用に分かれます。

25年間権利を維持した場合の総額は約60万円くらいです。

意匠登録にかかる費用についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
意匠登録の費用を徹底解説!

出願時の費用

出願時の費用は特許庁へ支払う費用と、特許事務所に支払う費用に分かれます。

依頼する事務所によって異なりますが、20万円前後が相場です。

維持費用

維持費用は保持する年数によって異なりますが、最大の25年間権利を保持した場合、397,300円になります。

意匠権の存続期間

意匠権の存続期間は最大で25年間です。

存続期間は、2020年4月1日の意匠法改正によって”登録日より20年”から、”出願日より25年”に延長になったばかりです。

インターネットで意匠権の期間について検索すると、20年という表記のままのウェブサイトも多く見受けられます。

最新の情報は25年間ですので、注意が必要です。

2020年の意匠法改正についてはこちらの記事でより詳しく紹介しています。
2020年4月1日改正!意匠権はどのように変わったの?

出願前にチェック!意匠権の検索方法

デザインを守るために必要な意匠権ですが、類似のデザイン既に意匠登録されてしまっていたら、権利を得ることができません。

出願前にどのようなデザインが意匠登録されているか、チェックをしてみましょう。

既存の意匠登録を検索できるデータベース

既存の意匠登録は以下のデータベースで検索をすることができます。

  • J-Plat Pat
  • Graphic Image Park

J-Plat Patは特許庁の公開するデータベースです。

Graphic Image Parkは画像から類似の意匠権を検索できます。

まずは自分で検索をし、意匠登録ができそうだったら弁理士に相談してみましょう!

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