【商標の区分】第4類を徹底解説!

商標区分 第4類の解説
商標区分の第4類はオイル・燃料です。主に工業用の油、燃料、固形の潤滑剤などが該当します。
ガソリン、ろうそく、ランプに使用するための灯しんなどがこの第4類にあてはまります。
同じオイルでも、「化粧用」のオイル・ワックスは第3類、「医療用」のオイル・ワックスは第5類になるので要注意です。
また、アルコールは燃料としても使用されますが、区分としては第1類「化学品」になります。
注意点
第4類で商標を取得するときは下記の点に注意しましょう。
- 化粧品のオイル・ワックスは第3類
- 医療用のオイル・ワックスは第5類
- アルコールは第1類
- ガスランプ、石油ランプは第11類
第4類を取得している企業の例
岩谷産業株式会社
カセットコンロや焼き肉グリルなどが有名な岩谷産業株式会社。「イワタニ」の呼称が一般的に知られていますよね。
イワタニのアウトドア用ガスバーナー「プリムス」は第4類で商標登録されています。
イワタニはガス燃料だけでなく、カセットコンロなども製造しているので第11類「照明用、加熱用などの装置」の商標も取得しているようです。
※プリムスの商標登録

カメヤマローソク
ろうそく国内シェアNO.1を誇るカメヤマ株式会社。
印象的な会社のロゴマークは、もちろん第4類「ろうそく」で商標を取得しています。
燭台や線香などろうそく以外の商品も作っているカメヤマですが、商品ごとに第4類に加えて燭台は「家庭用品、化粧用具、ガラス製品」の第21類、線香は「洗浄剤、化粧品」の第3類をそれぞれ商標登録しているようです。
商品の特徴に合わせて、取得可能な類型が複数ある場合は忘れずに出願を出しておきたいですね。
※カメヤマローソクの商標登録

第4類に該当するサービス(指定役務の例)
- 固形潤滑剤
- 靴油
- 保革油
- 燃料
- 工業用油
- 工業用油脂
- ろう
- ランプ用灯しん
- ろうそく

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