【商標の区分】第16類を徹底解説!
商標区分 第16類の解説
商標区分の第16類は「紙、紙製品、事務用品、文房具」が該当します。
具体的にはのり、接着剤、電動鉛筆削り、コピー用紙、封筒、キッチンペーパー、トイレットペーパー、万年筆、ボールペン、そろばん、ゴミ袋、段ボール、新聞、クレヨン、写真、写真立て、幼児用のおむつなどが当てはまります。
事務用品としてののりは第16類ですが、かつら装着用接着剤、つけまつ毛用接着剤、洗濯用でん粉のり、洗濯用ふのりは第3類となるので注意が必要です。
他にも、紙の印刷物は第16類ですが、電子印刷物はダウンロードして読むタイプのものは第14類、Webブラウザで読むタイプのものは第9類に分かれます。
また、印刷用又は製本用の機械器具は第9類に属します。
注意点
第16類で商標を取得するときは下記の点に注意しましょう。
- かつら装着用接着剤、つけまつ毛用接着剤、洗濯用でん粉のり、洗濯用ふのりは第3類
- 印刷用又は製本用の機械器具は第9類
- 折り紙は第28類
- 電子印刷物はダウンロードして読むタイプのものは第14類、Webブラウザで読むタイプのものは第9類
第16類を取得している企業の例
コクヨ株式会社
大手文房具メーカーとして知られるコクヨ株式会社。
看板商品の一つであるキャンパスノートのロゴマークは第16類で商標を取得しています。
第16類では500件以上の商標を取得しています。
また、コクヨはデスクやチェアなどのオフィス家具の生産メーカーでもあるため、第20類「家具」でも500件以上の商標を取得しています。
※キャンパスノートの商標登録
アスクル株式会社
事務用品などを中心にオフィス関連商品の通信販売を手掛けるアスクル株式会社。
文房具も多く取り扱っているため、第16類の商標を50件以上取得しています。
製造ではなく小売業が主な事業のため、最も多く取得している商標は第35類「広告、事業の管理、小売・卸売」で、90件以上の商標を取得しています。
※アスクルの商標登録
株式会社パイロットコーポレーション
万年筆やボールペンなどの筆記用具などを製造する文房具メーカー、株式会社パイロットコーポレーション。
第16類では400件以上の商標を取得しています。指定役務は紙類、文房具類をはじめとして50以上を登録しています。
着せ替え人形のメルちゃんなどのおもちゃ製品も製造しているため、第28類「おもちゃ、人形」などでも商標を取得しています。
※パイロットの商標登録
第16類に該当するサービス(指定役務の例)
- 事務用又は家庭用ののり及び接着剤
- 封ろう
- 印刷用インテル,活字
- あて名印刷機,印字用インクリボン,自動印紙貼り付け機,事務用電動式ステープラ,事務用封かん機,消印機,製図用具,タイプライター,チェックライター,謄写版,凸版複写機,文書細断機,郵便料金計器,輪転謄写機
- マーキング用孔開型板
- 装飾塗工用ブラシ
- 紙製包装用容器
- プラスチック製包装用袋
- 家庭用食品包装フィルム
- 紙製ごみ収集用袋,プラスチック製ごみ収集用袋
- 型紙,裁縫用チャコ
- 紙製のぼり,紙製旗
- 衛生手ふき,紙製タオル,紙製テーブルナプキン,紙製手ふき,紙製ハンカチ
- 荷札
- 印刷したくじ(「おもちゃ」を除く。)
- 紙類
- 文房具類
- 印刷物
- 書画
- 写真,写真立て
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